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全てにおいて許されるもの
転移した瞬間、奴隷をアロンダイトの盾にした挙句、燃やす胸糞が見えたので、起こした張本人を処分した。
「王子がやられた!」「あいつ飛んでるから地面の奴隷どもが効かねえ!」『精霊鎧だ! 逃げろ! 皆殺しにされるぞ!』
形成不利を悟ったのか、王国騎士たちは鎧に乗ったやつ含めて三々五々散っていく。
「その声はヴィラン辺境伯か!? なぜここに? それよりもその鎧は?」
「苦役の厄介払いのためで、こいつは近所で見つけた精霊鎧だ。貴様こそこんなところで何をやっている?」
「貴殿に聞いた胸糞のことから早急に奴隷を解放せねばならんと思い立ち、奴隷を活用することを推進しているアルゴ王と対立せざるを得ず、こうして王都で睨みあう形になった」
「ほう、胸糞のためにか。ならば貴様の行いは全て許される。アルゴ王の元に行くにはどこに行けばいい? 案内しろ」
「おお、助力感謝するぞ! お主がいるのならばこの先にる王国精鋭の近衛騎士たちにも遅れをとらんはずだ!」
アロンダイトはそう答えると、先導し始めた。




