皇都消滅フラグ破壊
「おやめください、モードレッド様!」
『黙れ! 威嚇で領地を一つ潰されたほどで退くなぞ惰弱すぎる! 相手方が一度領土を滅ぼすほどの極大魔法を放った今こそが好機なのだ! 今奴等の精霊鎧は極大魔石の連結使用によるオーバーロードで、動けん! つまり今ならば反撃を受けずに攻撃をできると言うことだ!』
「しかし、国王陛下から対領地用の極大魔法の許可は出ておりません!」
『成果を出せば許可など後から降りる! ぐちゃぐちゃ言わずに極大魔石を連結させよ!』
「は、はい!」
第一王子のモードレッドの一喝により、肩に巨大な大砲を持つ精霊鎧ーートールに極大魔石を10個積載した巨大なカートリッジが2つ接続される。
操縦者ではない外部からの無理矢理な魔力の流入により、トールの全身から火花が散る。
『皇国の野蛮人よ! 王国の光を知れ!』
大砲が光り輝くと巨人の悲鳴のような轟音が響き渡る。
対領地用極大魔法『ギガントパニッシャー』が皇都に向けて放たれた。
ーーー
『マスター、こちらに向けて極大魔法が放たれました』
『気概のあるバカがいたようだな。通常防御で返してやれ』
城の一室で皇帝が文書に一筆認めていると、デマキから攻撃の報告が入ったので、始末するように命じる。
デマキの防御は敵の攻撃を空間転移させて、そのまま相手に返すというものなので、これでケリがつくはずだが。
『敵鎧極大魔法命中による胸部損失により大破しました。しかし、極大魔法は上空に向かってそれ、王国には命中しませんでした。補填のため衛星兵装によって国諸共吹き飛ばしますか?』
『いらん。1人のバカのせいで罪のない民が死ぬのは胸糞が悪い』
2度打てずに極大魔法を打ち消さなかった言うことは、相手はストーリーで登場する噛ませのトールか。
ラスボスに向けてメチャクチャな改造を施した状態で自壊するほどの極大魔法を仕掛けるが、ラスボスの極大魔法に打ち負けて、消し炭になると言うラスボスの実力を主人公たちに知らしめるためだけに用意された悲しい精霊鎧だ。
『よくやった。アホがリベンジし来ても面倒だ。そのガラクタを鹵獲しろ』
『承知しました』
俺がデマキに命じると、皇帝と王国の大使が握手をして署名が終わり、停戦条約が締結された。




