皇族護衛依頼
遅れてきた本隊とともに皇都に戻ると、前のようにすぐ領地に戻れず、皇都待機になった。
今回のいきなりの侵攻で上層部も再度の侵攻を警戒しているようだ。
「ふむ、これは使えるか?」
魔道具屋で領地に使えるかと思い、『デモンコア』と言う魔道具を手に取る。
醜悪な心臓の形をしているが周囲の魔力を吸収し、飲める赤い水を生み出す機能があるということが品書きに書いてある。
『騎士たちは至急営舎に集まれ!』
試しに店員に試運転をさせてもらおうかと思うと、呼び出しがかかった。
ーーー
営舎に行くと停戦の要求が王国からあり、本日中にこちらにきて文書を認めると言うことが大隊長から説明された。
ここまで早く停戦に踏み切ると言うことは領地を一つ潰したのは王国側からしたら一大事だったようだ。
ワンチャン、戦闘狂で国が滅びるまで戦う可能性もあると思っていたが、そこまで戦争好きではなかったらしい。
侵攻に踏み切った判断はゴミカスだが、まだ脳みそは腐っていないようで安心した。
何かしてきても脅せばなんとかなる可能性が高い。
大隊長から騎士たちが呼び出されたのはそれに伴って要人警護を行う必要があるからということが説明され、俺も警護に向かおうと思うと大隊長から声をかけられた。
「ヴィラン! 貴様は別行動だ! 皇族の護衛をしろ!」




