侵略戦争フラグ発生
初めて稽古をつけてから1週間ほど経ち、ユノが鎧の基本操作をマスターする頃になると、連絡に使われる魔道具ーー水晶に皇都に招集の命が表示された。
また戦が始まるようだ。
「お味はどうでしょうか?」
「美味い。メリー以外のメイドの茶が飲めるとは思いもよらなかった。良くやった」
アナベルに茶の感想を言うと、家を出る。
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デマキでスピアごと転移して皇都に入り、スピアに乗り換えてからそのまま軍施設に入る。
時間は調整してきたので、他の郊外組を待つまでもなく、点呼をとると本題の作戦会議が始まる。
「貴様ら良く聞け! 今回の作戦は卑劣にも布告も行わず、ディアブロ辺境伯領地に攻め入ってきた王国軍からの領地奪還である!」
どうやら不意打ちを食らって、王国と接している辺境伯領が落とされたらしい。
接している他の領地までも侵略される危険性があるのでかなりの大事だ。
「すでに周辺貴族が私兵を持って対応しとるが、状況は芳しくない! 我々はグール子爵領に援軍に向かい立て直しを行ったのち、ディアブロ辺境伯領を占領する愚物どもを殲滅する! 時間の猶予はない直ちに出撃せよ!」
攻め入る作戦というよりは応急処置のような内容を聞くと、皆各々の鎧に乗り、隊長、大隊長が号令を出す中、辺境に向けて行軍を開始する。




