主人公来襲フラグ破壊
アーマードファンタジー主人公--イクス・キャリバーは主人公専用精霊鎧である白の精霊鎧『ラファエル』を辺境にある学園の庭に不法侵入して掘り起こすと、操縦席に飛び乗った。
「取り敢えず、こいつでサクッとラスボス殺すか。DLCやってないから詳しいことはわからんけど、確かまだ鎧に乗る前だったよな」
記憶が薄れ、朧げにしかない前世で見たSNSの情報を参考にして、皇国に向けて駆けていく。
「子供だから鎧回収するだけで一苦労だ。小遣いで魔導列車の片道の代金貯めるまで3年掛かるんだからやってらんねえ。まあここからはもうガキ一人踏み潰すだけなんで楽だが」
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『マスター、王国側からこちらに向けて極大魔法を使って高機動接近してくる鎧があります』
『何? 迎え打つのも面倒だ。撃ち落とせ』
昼休憩にサンドイッチを齧っていると、デマキから報告があったので、指示を出す。
粗方前戦った王族モブが前のリベンジに来たとかそんなものだろう。
『撃ち落としました』
『良くやった。一応極大魔法を使えるだけの鎧だ。戦場で暴れられても敵わん。鹵獲しておけ』
『承知しました』
「血の気の多い奴らだ」
「どうしたの?」
「羽虫が来たから潰しただけだ」
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「おい、マジかよ! ここどこだと思ってんだ! ここ皇国領だぞ! 返せよ、おい! 泥棒! 足どうすんだよ! ふざけんじゃねえ!」
イクスはデマキによって、鎧を持ってかれ、平原の只中で癇癪を起こすと、疲れてその場にへたり込んだ。




