8 魔物狩り 剣狼の群れ
今日の投稿は二本目です。
ブクマと星をください。
2030年10月4日
昨日起こった神速が何かわからない。
俺の力の制御ができなかった。
ほぼ全ての魔力を使用してしまったのだ。
反省しなければならないだろう。
あの時は魔力を消費して、まるで光のようになった。
あれはなんなのだろう?
まあ今の自分の力に満足しているし、謎を解明する必要はない。
しかも、明日は授業がある。
もしかしたら何か掴めるかもしれないな。
ジュースを飲みながらジャーキーのような肉を食べる。
「普通に美味い。」
塩味は普通だ。まあジュースは水と大して変わらないレベルだな。
乾パンを食うと、口内の水分を全て持っていかれる。
パッサパサだ!そう思いながら水を飲む。
水が美味しい!はあ、喉に沁みる。
取り敢えず、2本の短剣を持ち出発する。
「最近はあまり気晴らしできていなかったから、魔物狩りに行くか!」
俺の脳内に浮かんでいた言葉を反芻し、外にでていくのだった。
***
「ふー、寒々としてるねぇ。もう冬なんだね。」
そんな言葉を漏らす。
疲れや体に堪えるな。
さっさと待ち合わせのギルドまで行くか。
「おーい、シャーリアー」
声をかけるとそこには男3人に囲まれた、シャーリアがいた。
??どう言う状況すか?
「おいおい嬢ちゃん、そんなところで1人かよ、俺たちのところに来ねえか?」
「嫌です!」
「へへへ、男待ってんだろ?そんな男より俺たちとこねえかつってんだ!
いろんなコト教えてあげるぞ。」
「はあ、シャーリアどんな奴らに捕まってんだよ。
すまんな、こんなところを待ち合わせ場所にしちまって。」
そういうと、シャーリアはこちらに、パア、と視線を向ける。
ちょっと可愛いと思ったじゃねーかバカヤロー
「ああん?なんだ?」
「こちとらCランク冒険者大狼の牙だぞ!」
「それが?」
大狼の牙って確か暗殺者ギルドで依頼きてたぞ、どんなことしでかしてんだ。
「あ、前絡んだやつ、吹っ飛んでたな。
あいつ死んだな。」
「新進気鋭の新人だし、怖い新人なんてどうだ?」
「いい名前じゃねえか。」
「コイツらネーミングセンス終わってるわ。」
なんか会話してるけど聞こえないか。
「大狼の牙って、確か素行不良が有名なのよね。
新人がらみが一番激しいところだって聞いたことあるわよ。」
「ああ、もう興ざめだ。行くぞお前ら!」
その言葉を皮切りに全員出ていくのだった。
そんな奴らを見て俺はこうつぶやく。
「いったいなんだったんだ。あいつら?」
と。
***
「ここは俺しか知らない、秘密のの狩場だぞ!」
「わぁーすごーい!」
シャーリアがノリノリで答えてくれる。
そしてしばらく待つと……
「ふぁ!お兄ちゃんいっぱい魔物がいるんだね。」
そんな言葉をつぶやく妹の眼前には危険区域レベル2の魔物が10体ほど並んでいた。
「確かにいつもは半数なんだが今日はでかい群れに遭遇したみたいだな。運がいい。」
危険区域とは、ある程度名が売れた冒険者や名を売りたい冒険者などが入っていく草原なのだが、入るのにお金がかかる。
理由としては、ここの魔物は一定数を超えると共食いを始めるためいつでも最高の状態で魔物を借ることのできる環境が、あるからだ。
ちなみに今遭遇している剣狼といって、牙と詰めの長さと鋭さが著しく上昇し何本もの剣を体からはやしているように見えることからそういわれるようになったそうだ。
「ようし、あいつらには実験台になってもらおう。
シャーリア、火の玉を撃て。」
「はーい!火の玉!」
そういうと同時に三つほどの火の玉が発射される。
うんうん、そうだな、鉄の部分は燃やしても大丈夫だけど毛皮は焼いてはいけない。
学習してるな。
「えらいぞ、シャーリア。ちゃんと義兄の話しをきいてたんだな。」
「えっへん!シャーリアは偉いんだぞ!」
妹が天然ってなんかめっちゃ燃える。
すげー兄をやってるって感じる。
「もうちょっと多くの火の玉を操れるようになろうな。」
「むう、おにいちゃんが凄すぎるだけだもん!」
「じゃあすごい、義兄の本気、見せちゃうか!久しぶりだな!」
そういい、全身に魔力を駆け巡らせる。
体が暖かくなっていくのを感じる。
「うおりゃあ!全力だぜ!光玉雨!」
幼いころから俺は魔力操作を続けてきたおかげで、魔法特化のC級冒険者と引けを取らないほどの制度で魔法を連発することが可能なのだ。
剣を大量にはやした敵に光の玉の雨が襲い掛かる。
改良に改良を重ねた結果こうなっているのは言うまでもないだろう。
そうして残ったのは死屍累々とした剣狼たちの死体と、大剣狼の咆哮だけだったのだった。
***
「うっ」
大剣狼の咆哮を聞いた俺はうめき声をあげる。
「上位種はさすがだな。」
「お、お義兄ちゃんこれ、結構やばかったりしない?」
「俺の対魔物戦法をなめるなよ!」
俺は半年間開発し続けた対魔物の戦い方があるんだよな!
「剣術強化 スタミナ強化腕力強化 スタミナ強化感覚鋭敏 感覚鋭敏視覚 」
そう至った瞬間、体に力がみなぎる。
「多少は脳があるようだな。早めに決着つけようとしてやがる。ただ、、、」
”それは俺も同じことなんだよな”
そう、言葉にする寸前にかみつこうしてくる剣を叩き込む。
キィンと、音が響く。
こうして相手をしているとまるで対人戦をしているようで、楽しくなってくる。
剣で相手の攻撃を受け流したのち、相手の角を切りつける。
角と言っても、ほとんど刀だが……
それはともかく光玉雨を構える。
奴が突撃した瞬間に打ち込むのだ。
「光玉雨!くたばれ!」
何度も何度も攻撃して、ある場所に敵を誘導する。
それは……
”義妹の、火の玉の射程圏内”だ。
ようやくだ!さあかましてやれよその一撃!
そう、目線でメッセージを送る。
「了解!火の玉!」
「キャキィン」
大剣狼から、悲しき悲鳴が聞こえる。
あまりにもああっさりした悲鳴に不信感を抱きつつも、光玉雨を用意する。
「光玉雨!一点攻めだ!」
さらには突撃して、強化型をパワー型に切り替え、双剣を2撃ずつ仕込む。
そう、そいつには、強力な麻痺毒が仕込まれているのだ。
しばらく動けないぞ、解毒しない限り!
「やりましたか!?」
義妹よ、それはフラグという奴だ、
そう思った瞬間!?




