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百九十六話

ようやく魔王とご対面の時間だ

俺は重い扉をゆっくりと開ける


開けてもトラップらしきものはない

ここはもう面と向かっての勝負をするという感じか


「お主が勇者か 懲りずによくもここまで来たな」


奥に一つだけある豪華な玉座に一人腰かけている者がいた

その者こそが魔の王、魔王だ


見た目からして強そうな雰囲気を醸し出している

角こそ生えているが、他は俺と似たような見た目だ


「お前が魔王か! 俺は勇者! お前を倒しに来た!」

「お主ごときが我を倒す? フハハ 片腹痛いわ!」


ルナが小さな声で魔法を詠唱しているのが聞こえた

俺は時間を稼ぐために話を持ち掛ける


「戦う前にいくつか聞いておきたい お前は魔王なのにどうして自分からは動かなかったんだ?」

「簡単なことだ 我は人間のような弱小者には興味がない お前らみたいな者はいつでも殺せるからだ それに我の幹部どもに苦戦するようじゃ我を倒すなんて絵空事だ」


俺たちの相手は幹部たちで足りるというのか

俺は、話の本筋に入る


「お前は一度封印されたという噂が立ったが、それは本当なのか?」

「半分正解で半分外れだ 確かに我は一度先代の勇者と戦い封印されかけた だが、封印されたのは我の体だけだ 今はこうピンピンしているがな」



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