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十九話

ポーションがどんな味なのかは知りたくないが、ルナが嫌うのだから相当なまずさなのだろう

俺は金輪際、酒は飲まないと誓った


「うげぇ…… くそまずい」


ルナは青ざめた顔をして言った

本当にまずそうだ


「具合はどうだ? 頭が痛いのは治ったか?」

「まあ、頭が痛いのは治ったけども 口の中が気持ち悪いわ」


それはしょうがないだろ

全く、酒ってこんなにも怖いものなのか


「そんなことないわよ 用法容量を正しく守れば、気持ちよくなれるわよ」


今のお前が言っても説得力がないんだけど

それよりも、早く次に行かないと

時間は有限なんだ


それにここに長くいるのも、住民に悪いだろう

気を使われているみたいで、俺も気が悪い


「勇者殿、これを」


俺たちが街を去ろうとすると、シェルドが話しかけてきた

そして、俺の手に何かを握らせてきた


「これは?」

「これは私の先祖から代々伝わる数珠だ 何かあればその数珠が守ってくれるだろう」


シェルドはそう言って、さらに続ける


「本当は私も勇者殿の旅に同行したいところだが、私にはこの街を守る使命がある 勇者殿の無事をここから祈っている」


シェルドは俺の手をがっしりとつかんだ

その後ルナにも握手をしていた


「さて、次の街に行こうか」

「うん!」





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