表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
174/200

百七十四話

「さて、君はこれからどうしたい?」

「帰してほしい、と言っても帰してくれないんだろ?」

「分かり切ってることを聞くなよ 水臭い」


どうすれば 今この場所には俺とイーリスの二人しかいない

ルナやレフコンも今はいない

俺一人の力でどうにかするしかないんだ


「さあ 覚悟は決まったかい?」

「……分かった お前が俺に何をしようが俺は屈しないからな」

「フッ その威勢もいつまで持つかな」


そう言いながら、イーリスは両手をこすり合わせる

何かされる寸前まで、俺は打開方法を考えていたが何も思い浮かばなかった

特に今 拘束されている時点でできることが少ない


イーリスの手が俺の中に入っていく

確かに他人の手が入っていく感覚は何とも言えないむず痒い感覚だった


「ほう この感覚に耐えるとは、さすが勇者というところか」


イーリスは感心したように言う

これぐらいで弱音を吐くような男じゃない


イーリスは俺の中に手を入れ、しばらく何かを探していた

しかし、どこか焦りが見え始めている


「どこだ どこにあるんだ!!」


目的のものを見つけられなくて、焦っているのかもしれない

俺の中の何を探しているのだろうか


「どうしてお前は持っていないんだ! 勇者なら持っていて当然じゃないのか!」

次回も読みたいと思ったら評価の方よろしくお願いします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ