百七十話
イーリスが奥へ消える
ルナはルンルンな表情でイーリスが戻ってくるのを待っている
「特に気になることはないだろ? いたって普通の人なんだよ」
「た、確かに 私の思い違いだったのかもしれないな」
イーリスに対するレフコンの警戒感も薄れてきた
これで気持ちよく休むことができる
「お待たせしました どれがお口にあうか分からなかったので私のおすすめをお持ちしました」
イーリスは木のお盆にいくつかの飲み物を乗せて帰ってきた
その半分はお酒のように見えるのは気のせいだろうか
「さあ、どうぞ 好きなのを選んでください」
「うわあああ!! おしゃけがいっぱーい!!」
ルナはまるで幼い子供の用に喜んでいる
レフコンはそれぞれ匂いを嗅いでいる
俺もそんなに詳しくないがどれがいいんだろうか
「勇者様には、こちらとかどうでしょうか これは疲労回復の効果が付与されていますし初めての方にはおすすめですよ」
イーリスが渡してきたのは小さな小瓶に入ったお酒だった
「気持ちはありがたいけど、俺はお酒が飲めないんだ」
「少しくらいなら大丈夫でしょう このお酒も口当たりが滑らかで飲みやすいですよ?」
お酒には、まだ抵抗感がある
ルナはたくさんのお酒に囲まれて満足そうにしている
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