百四十八話
「疲れなんて勇者殿と会ったときから一度も感じたことありませんよ?」
「そんなことがあるのか? 自分が気づいてないとかもあるんじゃないのか?」
俺はレフコンの体を気遣って心配しつつ言う
レフコンは自分の体のことについて、あまり興味がないのか?
「神話の世界でも白龍は疲れ知らずの龍ともいわれています そのおかげというかせいなのかもしれないですね」
「そ、そうか」
まあ、本当に辛いときはレフコンから申告してくれることだろう
その時が来るまで待つか
レフコンに乗り、ようやく西の街についた
他の街と比べて比較的落ち着いた雰囲気だ
「この街は特に問題とかなさそうだな」
「そうですね こんな場所だとすぐに見つかりそうですね」
俺達は安心して街の中を歩き回る
人もある程度いて、あの選択おじさんの言うことが正しかったのかもしれない
しかし、こんな平凡な場所に五石のうちの一つがあるのか?
俺はそんなことを不安に思う
通りすがりの街の人に五石のことを尋ねてみた
「すいませーん この街に五石があるって聞いたんですけど どこにあるか知りませんか?」
「ご、五石!? 私は五石のことなんて知りませんッ! 失礼します!」
何なんだ? 五石のことを聞くのはまずかったのか?
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