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百二十六話

好き? 俺が? シェルドさんのことを?

そんなことは思ったこともないが


「ええー? そうなのぉ? 勇者ァ?」

「ル、ルナァ?」


ルナはお酒を飲み出来上がっていた

こうなったルナは手が付けられない


「ほうら 勇者も飲みなさいよォ」

「だから俺は飲まないって言ってるだろ」


ルナは酒臭い息を俺に吹きかける

完全におっさん化している


「勇者様はその人のことを好きなの?」

「……特にそう思ったことはない ただの知り合いだと俺は思っている」


俺は、はっきり言える自信が無い

ルナのことも、どう思っているのかすら分からない


俺には好きという感情を持ったことがない

勇者としてほとんど一人で行動してきた

誰とも関わることはなかった


一人でも生きていけると俺は思っていた

だが、先代の勇者の話を聞くと魔王を倒すのには仲間との協力が必要なようだ


俺は全て自分一人で解決できると思っていた

でも、世の中そんなに甘くないということを知った


「勇者様 ものすごく怖い顔してるけれど、大丈夫ですか?」

「ああ、問題ない 少し考え事をしていただけだ」


ルナは…… もう寝ているか

男の人に抱えられている

中へ連れて行って寝かせてくれるのだろう


「ところでユユ この街はいつも雪で覆われているのか?」



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