表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
119/200

百十九話

足跡が続いていた家に、俺達は足を踏み入れる

レフコンも女性の姿で一緒についてきている


「この街はどこか変だ 勇者殿もそう思わないか?」

「そうだな 街にしては静かすぎる」


家の中からも人の気配はしない

足跡は、つい最近ついたもののように見えたのだが


どんどん奥へ進んでいく

それでも人の気配はしない


「何か変な匂いしない?」

「そうか?」


ルナが何かを感じたようだ

よくよく嗅いでみると確かに異様な匂いがする


「ゆ、勇者殿! あれを!」


レフコンに言われ、その方向を見る

そこには赤い液体が垂れ流れていた


「勇者! 行こう!」

「ああ、そのつもりだ」


俺達は不穏な空気を感じ、急いでその場所に向かう

そこには確かに人がいた

その人は、かろうじて息をしていた


その人の頭を、何者かがガッシリとつかんでいた

その何者かは、その人の頭を乱雑に離した


「おやおや こんなところにまで人がやってくるとは」

「お前は、キリリス!」

「名前を覚えておいてくれたなんて嬉しい限りだ」


キリリス ペレジネと一緒にいた魔王軍の幹部だ

まさかこんなところにいるなんて


「ここで何をしてるんだ」

「別に 大したことはしてねえよ ちょっとした調査だ」

「調査? 何のことだ?」

「今は知らなくていい事だ」



次回も読みたいと思ったら評価の方よろしくお願いします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ