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百十三話

「でも死んでないと分かったんです トーリアさん、ありがとうございます」

「いやいや、私はそんな大それたことはしてないよ でも、礼を言われるのは何年ぶりだろうか」


トーリアは昔を懐かしむかのように言う

こんな荒れた場所に住んでいるんだ 

もう、褒められることすらないだろう


「それで、勇者君 君の願いはなんだい? さっき言いかけていたようだけど」


急に話を振られ驚いたが、ハッと我に返る


「そうです 先代の勇者に会えるって言われてここに来たんです」

「そうか 君も先代の勇者に会いたいのか 私はもう会いたくないけれど」


トーリアはそんなことをブツブツ言いながら魔法陣を発動させる

ルナの父親を探すのに使ったものよりも多い

それだけ高度な魔法なのか


「さてと これで先代の勇者を呼ぶのは何回目かしら」

「あ、そんなに呼ばれてるんですか?」

「ええ この時期になると特に」


それはそれはご迷惑をおかけしました

そんなことを考えていると、俺達の目の前に靄がかかる


「さあ 来るわよ 先代の勇者が」


トーリアがそう言う 俺の心臓が早鐘をうつ

先代の勇者 一体どんな人物なのだろう


靄が晴れ人の姿が浮かんでくる

俺は開いた口がふさがらなかった

その人は、あまりにも想像とかけ離れていた

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