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百十二話

「……悪いことを聞いちゃったかしら」

「いいんです 私も知らないといけないことですから」


ルナは悲しそうな顔をして話し出した

それは誰が聞いても悲惨な話だった


ルナの父親はこの国を守る騎士をしていたらしい

父親はそこそこ名の知れた騎士らしく、人望も厚かった


皆から愛されていたルナの父親が突然姿を消した

ルナや母親、クロに至るまで誰にも居場所を伝えないまま


噂では他の騎士から疎まれて殺された という者もいれば奈落の穴に落ちたという者もいた

しかし、父親が何が理由で姿を消したのか誰にも分からないままだった


「それで、ルナちゃんのお父さんは亡くなった と思っているわけね 分かった ちょっと調べてみるわね」

「よろしくお願いします」


ルナは深々と礼をした

ルナの顔からは不安がくみ取れた


トーリアはいくつかの魔法陣を発動させた

魔導師クラスになると、魔法陣すら書くこともなくなるのか

しばらくして、トーリアが言う


「いい知らせだわ ルナちゃんのお父さんは生きているわ」

「ほ、本当ですか!?」


ルナの顔に喜びが見えた

何にせよ生きていてホッとした


「私の父はどこにいるんですか?」

「それがね、私の魔法でもどこにいるか分からないの」


そんな! ここまで来たのに


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