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百十一話

「そんなことないですよ こういう何にもない部屋は初めて見ましたからちょっと驚いただけで」

「ふふっ 別に緊張しなくてもいいのよ」


女性の魔導師はトーリアと名乗った

トーリアは皆から魔導師と言われていることをよく思っていないらしい


「私は他の人より少しだけ魔法が使えるだけなの それだけで魔導師だなんて呼ばれるのは気が引けるわ」

「べ、別に もっと誇っていいと思います!」


ルナがトーリアに言う

そのルナの目には、尊敬の念も込められていた


「ありがと それで、私に何の用かしら?」

「あ、先代の勇者に会いた」

「私の父に会わせてください!!」


俺の言葉を遮って、ルナが叫んだ

おいおい、本来の目的を忘れていないか?


「あなたの……って名前を聞いてなかったわね」

「そ、そうでした 私はルナと言います 魔法使いです」

「俺は勇者です 魔王を倒しこの世界をより良いものにしたいと考えています」


一通り自己紹介をした俺達は本題に入ることにした

だが、ルナが先に話を振ったため先代の勇者の話は後回しにされた


「ルナちゃんは父親に会いたいの? それは何、どこかへ行って帰ってこないとか?」

「いえ 私の父はもう……」


そう言い、ルナはうつむいた

もうこの世にはいないのだろう

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