百一話
レフコンの魔法が、ただの魔王軍幹部に止められるわけない
テロスは押されている自分に驚いている
「なぜだ? 僕は魔王軍の幹部だぞ!? こんなちんけな魔法に押し負けてるんだ!?」
「お前が相手にしている女性は神話級の強さを持つ白龍だ お前みたいなのが勝てる相手じゃない」
テロスはさらに焦り始めている
じりじりと後ろに下がり始めている
「もう、あきらめた方がいいんじゃない? このままだとあなた 死んじゃうわよ?」
ルナがテロスをあざ笑うかのように言う
テロスはルナをギロッとにらむ
「この僕が負けるなんてことは、あってはならないんだ!!」
その時テロスは後ろに飛ばされた
さすがに、レフコンには勝てなかったようだ
後ろにふっ飛んだテロスは、そのまま気を失った
「終わったのか?」
「終わったみたいね 魔王幹部って言ってたけどずいぶんあっけなかったわね」
「え? もう終わったんですか?」
レフコンはポカンとした表情をしていた
自分が何をしたのか分かっていないようだ
とりあえず、俺達はテロスを拘束した
いくら気を失っているとはいえ、魔王軍の幹部だ
起きて何をするか分からない
とにかく、俺たちの部屋に連れていくことにした
旅館の人には申し訳ないが、黙っておこう
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