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第四番

 五歩堂竜王の密着取材を開始してから、二ヶ月が経過しようとしていた。その頃になると、私たちテレビ取材班も、竜王の生活ペースをある程度は掴めるようになってきていた。


 とくに、食事に対するこだわりは強い。竜王は対局終了後の夕食を、決まって自宅近くにある老舗の中華屋【文楽天】で済ますようにしている。A級順位戦第八局を無事に白星で飾ったその日の夜も、私たちは半ば強制的に、文楽天の油臭い暖簾を潜っていた。もちろん、五歩堂竜王といっしょにだ。


「酢豚も回鍋肉も旨いけど、やっぱここは餃子やな。餃子がいっちゃん旨い。ほら、早く食べんと、俺が全部食うてまうぞ」


 急かすように口にしながら、竜王の箸を動かす手は止まらず、ビールを飲むペースも一向に落ちないから、私たちは毎度のことながら驚かされてばかりだった。


 四人掛けのテーブルいっぱいに広げられた大皿料理の数々を、五歩堂竜王は次々に胃袋へ収めていった。そのモデルのような痩身からは、想像もできないほどの見事な食べっぷりだった。


「将棋は頭使うからなあ。カロリーはしっかり補充しとかんと」


 一般的に、棋士の戦いは静謐に満ちていると思われがちだ。静かに向かい合い、静かに駒を指すその姿は、リングの上で殴り合うボクサーほどには激しくないように見える。


 しかしながら、それはあくまで見た目の話だ。対局中、彼らの脳はボクサーに負けないほどの火花を散らしている。言うなれば"知の火花"だ。それを散らし続けている。人生を懸けた一手一手を、慎重に、ときに大胆に捻り出す。相手の研ぎ澄まされた思考より先へ手を伸ばそうと、極限の試行錯誤に身を投じていく。体力を著しく消耗するのは、当たり前の話なのだ。


「まだ順位戦の途中やのに、へばるわけにはいかん。こんなんでヒーヒー言うてたら、名人戦は戦いきれんからな」


 ――やはり、最終的な目標はそこに置いているんですね?


「愚問や。俺だけやない、全ての棋士は名人になりたくて、この世界に足を踏み入れるんやから」


 ――いま、そこに一番近いのは五歩堂さんだと私たちは考えていますが。


「近いんか……遠いと思うけどな、俺は」


 奥歯に物が詰まったような返事をして、それきり五歩堂竜王は難しそうな顔をして黙り込むと、料理を口に運ぶことだけに集中するようになった。その集中っぷりは、まるで対局中の姿を思い出させるものがあった。


 ここ最近、五歩堂竜王の対局の様子を観察していて、分かったことがある。対局中の彼は、局面が優勢であるか否かに関係なく、いつも苦虫を噛み潰したような表情をしているのである。まるで、将棋という名の神に仕える苦行僧のように、真剣と苦悶の狭間に立っているかのようだった。


 それでいながら、カメラの前では飄々とした、しかしどこかおどけた態度で振る舞うことが多かった。将棋盤という"八十一マスの世界"へ果敢に飛び込む勇気を胸に抱きながら、しかし自らが潜れる深さの限界を突破しようと焦りたくなる気持ちを、そうと私たちに悟られないように宥めていたのだろうか……真相はともかく、少なくともこの時点では、私たちは五歩堂竜王の生活ペースは掴めても、彼の"素顔"に接触するには至っていなかった。


 私たちの目から見るに、他のA級棋人の誰と比較しても、棋士である竜王の実力は頭ひとつ抜きん出ていた。それは間違いない。第八局を終えて順位戦全勝中という実績が、そのなによりの証拠である。


 だが、圧倒的な力の差を見せつけ、盤上で名だたる棋人をねじ伏せていけばいくほど、五歩堂竜王の表情に余裕は生まれず、むしろ緊張の糸が張り詰めていくように、私たちの目には映った。例えるなら、切れ味を追求し過ぎたあまり、限界まで研ぎ澄まされた刃のような"脆さ"と、常に隣り合わせにいるような、そんな印象を対局中の彼に抱いたのである。


『あの子はいつもそんな感じですよ。いまに始まった話じゃなくて、プロデビューしてからずっとそう。世間じゃ"悪童"扱いされてますけど、本当はね、もう真面目も真面目。ずっと悩みながら勝負し続けてるんですよ』


 後日、五歩堂竜王の人となりについての意見を求めるために行った二葉進 七段へのインタビューのなかで、興味深い話が飛び出したてきた。その一部始終を、先に記しておこうと思う。


『覚えてるのはね、彼が史上最年少で竜王を獲った日から二日後にね、思い詰めた様子で私に訊いてくるわけですよ。"師匠、自分なんかが、こんな凄いタイトルを獲ってしまって、本当に良かったんでしょうか"って。私はその時ね、てっきり彼が、若くして手にした地位に対する戸惑いであるとか、勝ち続けることの重圧というか、プレッシャーに対してどう対処すべきが悩んでいるんだと思ったんですがね、実はそうじゃなかった。彼はこうも言うわけですよ。"自分はまだ、将棋をなにひとつとして理解できていないんです"ってね。さらにこんなことも言ってた。"まだ駒の声を一度も耳にしたことがない、盤上真理に触れたことすらない自分が竜王の座に就いた瞬間に、竜王のあり方が決まってしまう。それは未熟な己が、竜王というタイトルを、結果的に侮辱しているのと同じなんじゃないか"と。プロ棋士とはいえね、まだ15歳の少年にそんなことを言わせるんですからね、将棋というのは本当に業が深い。でもまあ、そんな業の深い将棋と出会って、その世界に浸かっていったのも何かの宿命というか、縁みたいなものだから、覚悟を決める必要があるとは、本人に私の口から言ったんですよね。師匠の私だって"将棋の真髄"であるとか"駒の声"なんて聞いたことがないんだから、弟子に先を越されちゃ面目が立たんでしょう(笑)。でも私と違って、あの子のほうが将棋に深く触れているのは、これは悔しいけれど間違いないんだから、自分を信じて一歩一歩、着実に努力していけば、いつか君自身の中に肩書きに相応しい精神性が熟成されていくから、焦らず続けなさいと忠告したんです。そしたらまあ、真面目になりましたよ。今まで以上に真面目になったというかね、でもそれに反して、今まで自分一人の世界に浸っていた性格が徐々に変わってきたというか、周囲を気にし出したというか……ただね、それもちょっと"彼独特の気になり方"なんですね。こう、対局相手をわざと挑発して、その人の内にある"本音"というか"本質"みたいなのを引っ張りだそうとする傾向が出てきましてね。"俺はこうこうこう思うけど、お前はどうなんだ"と、まあガンガン言うわけですよ。一種の"盤外戦術"ですね。昔の棋士の方々がやられていた。それで、そんなことをやり続けていたら、あの"名人侮辱事件"が起こって、クラス降格と竜王が剥奪されたわけですよ。でも、そこから這い上がって再び竜王位に返り咲いてしまうというのがね、彼の素晴らしいところで。いずれ近いうちに彼も"棋士の領域"から巣立つ時が来るんじゃないでしょうかね。あの子がまだ赤ら顔の学生時代から見てきていた私からしてみれば、息子が旅立ってしまうようで少し寂しい気もするんですが、そうなったらそうなったで全てを受け止めますよ。私もあの子も、将棋が大好きという点は、この先もずっと変わりませんから』




 ★☆★☆




 ジョッキグラスでハイボールを5杯飲み干し、大皿に盛られた羽根つき餃子、回鍋肉、エビチリ、青椒肉絲をおかずに、大盛の白飯を3杯平らげたところで、五歩堂竜王は満足したようにゲップを鳴らした。


 ――食べ過ぎじゃないですか?


「いや、これくらいが丁度いいんや」


 あれだけの脂っこい料理を、対局日限定とは言え大量に食べる生活を続けているわりに、毎年の健康診断に異常はないという。若さゆえの特権か。それとも、彼の肉体が宿すひとつの才能と捉えるべきなのか。


 ――あんなにお酒飲んでも、顔が赤くならないのは凄いですね。


「遺伝や遺伝。多分な。父親もそういう人やったから。まあ、俺はザルやけど、あっちは悪酔いが酷かったんやけどな」


 会計を済ませて初秋の夜風に当てられながら、明日のスケジュールの確認を軽く済ませて会社へ帰ろうとする私たちを、ふいに五歩堂竜王が呼び止めた。


「密着取材なのに、家のなかに入れないのもよくよく考えたら変よなあ」


 ――え? お邪魔してよろしいんですか?


「別に映されて困るようなもんは何もないからな」


 ――そうですか。しかし、今までご自宅の訪問は断り続けていたのに、どういった風の吹き回しで?


「なんやろなあ。んー……なんでやろ?」


 ――もしかして、酔われてます?


「ザルっていうのは本当やで。少なくとも俺はそのつもり……なんやけど、もしかしたらちょっと弱くなったんかもしれんな」


 ――将棋の強さと引き換えに、ですか?


「あーそんな感じや。いや、わからんけど、たぶんそうや。ねーちゃん、なかなかいいフレーズ思い付くなあ。それ今度使わせてもらうわ」


 五歩堂竜王はケラケラと楽しそうに笑いながら、私たちを先導するかたちで、代々木の路地をゆっくりとした足取りで歩いていった。


「うち、アパートやさかい。壁うっすいから、あんまし騒げへんのよ。せやから、物音あんま立てんようにな」


 最寄り駅から北側へ二十分ほど歩き続けたところで、五歩堂竜王の自宅が見えてきた。


 棋界をリードし続けている現役強豪棋士の住まいにしては、そのアパートは異様だった。私たちが事前になんとなくイメージしていた"竜王のご自宅像"から大きく逸脱した現実の光景に、気づけば声を失ってしまっていた。


 ――あの、あの建物でしょうか?


「せやで。あそこの二階や」


 そう言って竜王が指差した先に建っていたのは、おぼろ気な街灯に弱々しく照らし出された、年季のだいぶ入った木造建築の2階建てアパートだった。誤解を恐れずに表現するならば、代々木という機能的且つ整理の行き届いた土地に存在を許されているのが疑わしく思えるほどの、貧乏くさいアパートだった。


 ――意外です。ここにお住まいなんですか?


「まあ、たしかにボロいわな。家賃六万円で築三十年は越えてるし」


 ――もっといい所に引っ越そうとは考えないんですか?


「広すぎると落ち着かんし、ちょっと不便なぐらいが自分には合ってんねん。ちょっと汚いかもしれんけど、勘弁してな」


 五歩堂竜王の後に続いて、赤錆が苔のようにこびりついた外階段を上り、突き当たりの部屋に私たちは案内された。


 部屋番号は二〇三号室。キッチンが五畳にリビングが八畳、風呂とトイレ付きの1Kアパートの一室は、いかにも独身男性の男臭い部屋といった様相をしていた。


 玄関を上がって右手側のキッチン周りには、空になったペットボトルが散乱し、ゴミをぎゅうぎゅうに詰め込んで歪に膨れ上がった容量70リットルのポリ袋が2個、狭い通路を塞ぐように壁際に置かれていた。だが、キッチン周りと比較すると、リビングに置かれているものはわりかし整っているのが意外だった。


 リビングのど真ん中には座布団と将棋盤が置かれていて、七段からなる壁際の本棚には詰め将棋や将棋の戦法に関する参考書が、きっちりと隙間なく収められていた。それ以外に目立つものといえば、窓際に設置された32インチの液晶テレビと、作業用ローテーブルの上に置かれた、真っ黒い筐体のデスクトップパソコンくらいのものだった。それ以外には何もない部屋だった。


 ――寝る時はどうされているんですか?


「俺は布団派やねん。寝る時以外はクローゼットのなかにしまっとる」


 ――けっこうさっぱりしたお部屋ですね。本の多さには驚きましたが……


「師匠のところにいた時からちょこちょこ集めてきたからなあ。総額で二十万円はいっとるんちゃうかな」


 ――二十万ですか。それは凄い。


「でも、人生で一番高い買い物したんは、そのパソコンやけどな」


 ――おいくらしたんですか?


「ディスプレイも含めると、八十万くらいやな」


 ――結構しますね。


「自作パソコンでな。竜王になった年に初めて買うたんや。そっからCPUを買い換えたりメモリを増設したりして、中身をどんどん更新してるんや。見た目は年季入っとるが、まだまだ現役で戦えるで」


 そう言いながら、五歩堂竜王はパソコンを立ち上げた。無論、棋士がパソコンを使用する目的と言ったら、AIソフトの利用に他ならない。竜王が使用しているのは【真剣】と呼ばれる、最新の将棋ソフトだった。


 将棋AIが現役の棋士に勝った事実をして、ついにAIの頭脳が棋士を越えたと口にする将棋ファンも世の中にはいるが、それは決定的な誤りだと五歩堂竜王は指摘する。


「映画や小説の世界じゃあるまいし、人間にとってAIは競争相手やない。利用するためにあるんや。AIソフトを使って、ある局面の手筋を考察したり、ある定石がある場面でどれだけ有効なのかを数値化して検討したりやな、そうやって、いざ対局を迎えた時、状況判断を下せるスピードを飛躍させる。そのためのトレーニング機能としてAIソフトを使うべきなんや」


 ――具体的には、五歩堂さんはどのような使い方をされているんです?


「あーっと……なんちゅうのか、俺がこのソフト、つまりCPUと対局したりとかやな。結構細かい調整が効くからな、CPU側の戦法を"角換り"とか"相掛かり"とかに設定して、対局して、序盤・中盤・終盤の指し筋がどうだったかを数値化して評価してくれるんや」


 ――ちなみに、どのぐらいの評価なんですか?


「まあ自分で言うのも恥ずかしいんやが、終盤力はいつも高評価やな。中盤がそこそこで、序盤がイマイチ。対局が終わったら感想戦機能を使って、指し筋を考察していって、評価点の高い手を見つけ出すんや」


 ――なるほど。


「でもまあ、一番良く使うのはオートモードでの対戦やな。つまりCPU同士を対局させるんや」


 手元のキーボードとマウスを操作しながら、五歩堂竜王はお気に入りのおもちゃを見せびらかす子供のような無邪気さを覗かせながら、私たちに説明してくれた。


「この【真剣】のええところは、実際の棋士の棋譜を読み込ませると、自動的に手筋を学習するんや。いわゆる機械学習、ディープラーニングっちゅうやつやな」


 ――つまり、自宅にいながら強豪棋士や棋人の"コピー"と対局できるということですか?


「そうやで。読み込ませる棋譜の量が多ければ多いほど手筋の精度も高くなるから、よりコピー度が上がるんや。それに、先手と後手の評価値の差が200以上にならないように、つまり大差をつけるような対局やなくて、ギリギリのせめぎあいになるような設定も出来るし。まあ、実践に役立つかどうかはともかく、研究が捗る機能やな」


 ひと通りの設定を終えてエンターキーを押したところで、五歩堂竜王はパソコンから離れた。画面上では、コンピュータ上で生成された"コピー棋士"同士の対局が始まり、互いの指し筋が画面右下に次々とオーバーレイ表示され、評価値の変動を示すバーが揺れ動いている。


 だが竜王はそれらには目もくれず、本棚から詰め将棋の本を取り出すと、将棋盤の前に座って広げだした。


 ――もう始まってますけど、画面はご覧にならないんですか?


 私たちの質問に、竜王はゆっくりと駒をひとつひとつ並べながら応えた。


「見ない。見る必要がない。勝ち負けを見守るんちゃうからな。感想戦機能がついとるから、全部終わってから手筋を研究するんや」


 ――対局は一日で終わるものなんですか?


「早いもんやで。だいたい一時間くらいやな。そこはさすがのAIや」


 ――なるほど。ちなみに伺いたいのですが、これは誰と誰の対局を仮定してるんでしょうか。


「俺と、それから"名人"や。久能名人」


 ――え? それじゃあ……


「事実上の、来年の第105期名人戦を想定したもんやな。でも驚くことないで。こういうのは去年からやってんねん。今までどのメディアにも話したことないけどな。ねーちゃんが美人さんやから、まあ教えたってもええかなと思って、ここに呼んだんや」


 ――私の容姿はともかくとして、とても光栄なことです。ありがとうございます。


「撮れ高、良くなるかな?」


 ――それはもう、もちろんですよ。あの、差し支えなければ現時点での戦績を教えていただければ……


「俺と名人のコピーとの対局? 五分五分やな。この対局次第では俺の勝ち越しになるな」


 ――凄いことじゃないですか。


「いや、凄くあらへんよ。ぜんぜん凄くあらへん。さっきも言ったように、勝つことが目的やなくて、あくまで研究のためやからな。仮想で勝ったとしても、現実の対局が想定通りにいくことなんて、滅多にないんやから。とくに"名人"が相手ならな」


 ――それは、どういう意味ですか?


「AIソフトの最大の利点は"評価値"をつけられることやよね。一手一手の指し筋が、ある局面においてプラスの手になるのか、それともマイナスの手になるのかを数値化して可視化して、いままで感覚的に"良い"とされてきた手に、理屈に基づいた価値付けをしたところや」


 ――はい。


「でも、言ってしまえばAIソフトが出来るのはそれだけやねん。一手一手を評価するだけで、"なぜ、その手を指したのか"という"思考の流れ"をフローチャートみたいに表示することは出来ないんや。つまり、AIが学習できるのは"結果"だけで、その結果を導きだす"過程"までは謎に包まれとる。けど俺が思うに、久能名人の強さは、なにを隠そうその"過程"に、"思考の流れ"にこそあるんやと思う」


 ――すると、いま画面上で動いている名人のコピーは、不完全なコピーだと。棋譜という"結果"を入力しただけでは、久能名人の実力を完全に再現できないということですか。


「棋士は棋譜を読むと、だいたいの流れが読めるものやけどな、AIソフトにはそれができんのや。でも久能名人の強さは、その"流れを読む力"……言ってしまえば"大局観"にこそある。AIソフトは"大局観"を再現できへん。だからこそ、あくまで手筋の検討材料として使うべきなんや。これに勝ってうかれてちゃ、アカンよな」


 そんな話をしながら、詰め将棋にとりかかる五歩堂竜王をカメラに収めて1時間が経過した頃、仮想上での竜王と名人の対局は終局を迎えていた。


 結果は、百五十二手で先手番、五歩堂竜王の勝利。


 モニターを見つめる竜王の眼差しには、曇りが差していた。

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