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200文字小説集 vol.2

彼女から声がかかれば僕はすぐに飛んでいく

作者: 日下部良介

 飲み会の最中に彼女からメールが来た。

『今日はお時間ありますか?』

『大丈夫だよ』

 僕はそう返信すると席を立った。

「わるい! 急用ができた」


 彼女との待ち合わせ場所。

 彼女は既に来ていた。

 僕を見つけると駆け寄ってきた。

「誕生日おめでとうございます」

「あっ!」

「でも、ごめんなさい。何も用意できなくて…」

「なにを言っているんだ? 君に会えたんだから、それが何よりのプレゼントだよ」

 安心したように微笑む彼女が愛しい…。




誕生日に一番うれしいプレゼントって、大好きな人の笑顔が見られることですよね。

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― 新着の感想 ―
[一言] うわぁイケメン…でも案外そういうものなのかも知れませんね。 私もお手紙とか、おめでとうっていうその言葉がとても嬉しいです。 相変わらず温かいお話で、疲れが吹き飛んでしまいました。
2017/11/27 19:18 退会済み
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