彼女から声がかかれば僕はすぐに飛んでいく
飲み会の最中に彼女からメールが来た。
『今日はお時間ありますか?』
『大丈夫だよ』
僕はそう返信すると席を立った。
「わるい! 急用ができた」
彼女との待ち合わせ場所。
彼女は既に来ていた。
僕を見つけると駆け寄ってきた。
「誕生日おめでとうございます」
「あっ!」
「でも、ごめんなさい。何も用意できなくて…」
「なにを言っているんだ? 君に会えたんだから、それが何よりのプレゼントだよ」
安心したように微笑む彼女が愛しい…。
誕生日に一番うれしいプレゼントって、大好きな人の笑顔が見られることですよね。