第一章登場人物紹介及び各簡易ステータス
取り敢えず予告的なアレで書きました。ステータスは適当です。なんかそんな感じのニュアンス的なアレとして捉えて頂けたらな、と。
クロウ 本名 石動紅朗。
◆職業……旅人兼冒険者
◆年齢……22
◆性別……男
◆称号……現代日本が産んだ完全エゴイスト
・本作の主人公。長めの赤銅色の髪を後頭部で一つに纏めている。髪色は暗めの赤だが日本産まれの日本育ち。中肉中背。
幼い頃に殺人鬼の犯行現場に出くわし、直接的に襲われた訳では無いが、その異様な光景を目撃して魅入ってしまい、「生きたい」と強く望むようになった。以来、生き抜くための強さを求めて多種多様な格闘技を学び、後に師匠と仰ぐ人物に弟子入りする。
その後、色々あって自分に武術を教えてくれた師匠を探しながら、なんでも屋のような仕事で全国を飛び回る。その仕事の最中、とある依頼で現代地球のウェールズにて職務を全うしていたら、気付けば異郷の森にて全裸で倒れていた。
異郷の原住民、狐兎族のソーラとテーラと出会い、冒険者ギルドに所属。そして異形の怪物シロ、薄幸の奴隷少女スイと出会い、かなり強引に旅の仲間とする。
森で倒れる前に自分の身に何が起こったかは解らないが、結果として固形の食べ物が食べられなくなった事、原住民の持つ技術「魔術」というオカルト染みた不定形で不可視な何かが食べられる事が判明。それを今後の食料とする。
現在は、なんやかんやあって地球に戻る術を見つけ出す為にまた旅を始めた。冒険者ギルドのランクはD。
・性格は自己中心的な現実主義者。
自分の事に関してこだわる事はとことんこだわり、曲げない事は死んでも曲げる事はしない。反面、自分に関わらない事、特に学術的にはあるものの、生物的関心が希薄。また、自分の事を臆病で脆弱と割と否定的な見方をしていて、それを自覚していながらそれでも周囲に抗う程、生きる事に貪欲。
・戦闘スタイルは徒手空拳。
「骨を活用し破壊する」というコンセプトを持った現代武術を修めており、その技術をもって素手で戦う。その武術に名前は無いに等しく、師匠曰く骨法術というものだが、これは完全に単純で簡易的便宜的な名付。後に調べれば骨法なる武術が結構あったため名前を無くした。正式な名称は無い。そんな武術の基本は全身の骨を利用した動作で、まず全身の筋肉を任意に動かす事が出来なければ真価を発揮しない武術である。ついで、身体動作の適応化。簡単に言えば居合切りのように、全ての動作を最小限に最適化して速度を高めている。
武器らしい武器というか、防具らしい防具は足に嵌めた具足のみ。また、基本的には素手だが別に素手である事にこだわりは無い。ただちょっとした制約があり、それに加えて刃物のコスパが悪いという点で戦闘に(自分の金で買った)刃物は使わない。基本思想として、使えるものは全て使って敵を排除するという思考を持つ。
簡易パラメーター
◆STR/筋力……E
◆DEX/器用……A
◆VIT/耐性……D
◆AGI/敏捷……C
◆INT/知性……B
◆MND/魔力……F
◆生きる事への執着……S
※異世界基準。
※ランクは基本的にはFからAまでの六段階評価。
A世界トップクラス B強い C冒険者の平均 D一般人レベル E弱い Fゴミ
備考
一発食らえば終わりに近い紙装甲でありながら、技術と知能を駆使してなんとか瞬間的な爆発力を底上げして闘うタイプ。だいぶピーキーな性能と言える。格ゲーで言うなら、プレイヤースキルが廃人レベルじゃないと一回戦負け確定レベル。最弱キャラ。但し、一回でもコンボが繋がれば抜け出す事は至難の業。
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テーラ
◆職業……狐兎族の娘、冒険者
◆年齢……18
◆性別……女
◆称号……狐兎族きっての体力モンスター
兎のような長く丸い耳と狐のような尻尾を持つ種族の少女。ソーラの双子の姉。
琥珀色の髪を肩口でばっさりと切った活発な少女。猫のような碧眼。
じっとする事が苦手。体力おばけ。一人称は「あたし」
何か新しいものが見たいという短絡的な思考で集落を飛び出した少女。ただオツムの方が余り宜しくないので、心配して付いてきた双子の妹ソーラと共に冒険者稼業に身を置いている。知能が足りないのは自覚しているので、冒険者としての作戦立案や行動方針は全部ソーラに任せている。
冒険者ランクはD。胸はC。
・性格は自由で活発、勇猛果敢。
基本的に何も考えてない。ただ体の赴くままにしている。しかし、冒険者稼業で受けた社会の洗礼は大変厳しく、強くなりたいという思いだけが日に日に強くなっている所、クロウと出会い、師事を仰ぐ。
・戦闘スタイルは剣と小盾
高めの敏捷性を用いた典型的なヒット&アウェイ型のアタッカー。また、狐兎族特有の長い耳は周囲の索敵に有効だが、テーラはどちらかと言えば耳より鼻の方が利く。
簡易パラメーター
◆STR/筋力……C
◆DEX/器用……D
◆VIT/耐性……D
◆AGI/敏捷……B
◆INT/知性……E
◆MND/魔力……C
◆持久力……A
※ランクは基本的にはFからAまでの六段階評価。
A世界トップクラス B強い C冒険者の平均 D一般人レベル E弱い Fゴミ
備考
基本的に低い値で纏まっている。高い体力と敏捷性でどこまで動けるかが勝負の鍵と言えるだろう。魔力はまぁまぁあるが、その低い知性で活用する事は無く、生活魔術以外は多分きっと、覚える事は無い。
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ソーラ
◆職業……狐兎族の娘、冒険者
◆年齢……18
◆性別……女
◆称号……ツッコミ役兼説明係。兼餌役。
兎のような長く丸い耳と狐のような尻尾を持つ種族の少女。テーラの双子の妹。
灰色に近い白の髪を背中まで伸ばし、三つ編みに結んだ少女。赤眼。
何か新しいものを知りたいという衝動を持っていたが、彼女が直接行動に移す事は無かった。だが姉が飛び出した時、心配だからという名目で集落から飛び出した。基本的に本の虫だった彼女ではあるが決して体力が無いという訳では無く、幼少期から姉に連れ回されていたのでそこそこ鍛えられている。
姉がアレだからと担ったパーティーの頭脳役は、クロウが加入しても変わる事は無い。思考放棄の姉と考え無しのクロウを支えなければならない今後に内心戦慄している。
クロウ加入当初は、パーティー内で唯一魔術使用者だったので、クロウの餌提供者でもある。
冒険者ランクはD。胸もD。割と顔も整っている為に異性からそういう目で見られる事に辟易している。因みに双子である姉のテーラも、双子故に顔は整っているのだが、溢れ出る知能の低さにくぁwせdrftgyふじこlp;@:
・性格は冷静沈着。
基本的に物事を疑って見る癖がある。だが頭脳先行な者が陥りやすい弱点を例外なくソーラも持っており、突発的な事や対処しきれない事が起こった時、あるいは理屈通りにいかなかった時に弱い。その時は口調が若干退行する。
・武器は短剣と弓。
完全な遠距離サポーター。狐兎族特有の耳での索敵。敵が近かったら短剣。遠かったら弓で相手を仕留める。また、土属性の攻撃魔術と治癒術を少しだけ習得しており、それらは切り札として余り多用するつもりは無かったが、騎士団相手に使用してしまったので次なる切り札を考え中。
簡易パラメーター
◆STR/筋力……D
◆DEX/器用……C
◆VIT/耐性……D
◆AGI/敏捷……B
◆INT/知性……B
◆MND/魔力……C
◆美少女レベル……B
※ランクは基本的にはFからAまでの六段階評価。
A世界トップクラス B強い C冒険者の平均 D一般人レベル E弱い Fゴミ
備考
全体的に高く見える事もあるだろうが、結果平均レベルを超える事は無いパラメーター。一言で言えば普通。索敵能力を活かす事が出来ればなんとかなるかも。
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シロ
◆職業……不明
◆年齢……不明
◆性別……女
◆称号……異形の魔物、【齧り取る蛇】
毛を生やした蛇のような姿を持つ異形の少女。体毛は白く、肌も白い為、クロウにシロと名付けられた。
黒い眼球に赤い瞳。頭部には二対四本の小さい角。歯は総じて鋭く、両手が異常に大きい。また、腰部から胴体をそのまま伸ばしたかのような太さの尾が3m以上あり、その尾で身体を浮かして移動する。その所為か、足が未発達レベルに小さい。
尾さえ見なければ11才か12才ぐらいの少女に見えるが、その年齢判断が妥当かどうかは不明。
ロレインカムに突如として現れた異形の少女。前日にクロウが倒した魔物を食い、それを餌付けされたと認識して匂いを辿り、ロレインカムに出現した。クロウの事を「オとウさん」と呼ぶが、父として認識している訳では無く、単純に餌付けされたから故の、便宜的な呼び方だろう。恐らくは彼女の過去にそのような学習をする光景があったものと思われる。
前述したように、言語がたどたどしいものの喋れる程度の知能を有している。学習能力は高め。
危険度Bランク。
・性格
野生的本能が強いのか、敵と味方の認識が極めて正確に引かれているように見受けられる。まるで無邪気な幼児のように。
・戦闘スタイル
等身大の蛇のような身体能力を駆使して動く、カテゴライズするなら前衛タイプ。尾と爪と牙と角をもって攻撃する。
簡易パラメーター
◆STR/筋力……A
◆DEX/器用……A
◆VIT/耐性……A
◆AGI/敏捷……A
◆INT/知性……F
◆MND/魔力……B
◆UMA/未確認生物性……S
※ランクは基本的にはFからAまでの六段階評価。また、異郷の一般人を基準として考えているので、魔物として分類すると色々低くなる。
A世界トップクラス B強い C冒険者の平均 D一般人レベル E弱い Fゴミ
備考
大型の蛇のようなものなのでフィジカルは強いものの、それを活かせる知能が無い為、現状ほぼ宝の持ち腐れと化している。
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スイ
◆職業……奴隷、特定食料
◆年齢……10
◆性別……女
◆称号……アルテリアの少女、薄幸奴隷少女、クロウの食料供給者
森の民アルテリアの少女。
薄い金色の波がかった長髪。紫の瞳。白い肌。
高い魔力を持ち、それ故に両親に嫌われ、監禁され、凡そ子供にはしないような最底辺の生活を強いられた挙句、奴隷として売られた薄幸の少女。
奴隷として売られていた所、偶然出会ったクロウに誘拐されるように引き取られた少女。その人生経験から積極性はほぼ見られない。
・性格は消極的で引っ込み思案。
一度最愛の者に裏切られた経験を持つ彼女は、基本的に人の顔色を窺って生活している。
・戦闘スタイルは魔術頼み。
基本的になんの訓練もしていない十歳の少女なので、戦う事は出来ない。
簡易パラメーター
◆STR/筋力……F
◆DEX/器用……B
◆VIT/耐性……F
◆AGI/敏捷……F
◆INT/知性……E
◆MND/魔力……A
◆不運/ハードラック……S
※ランクは基本的にはFからAまでの六段階評価。
A世界トップクラス B強い C冒険者の平均 D一般人レベル E弱い Fゴミ
備考
完全に攻撃力の無い魔法特化。だが知性はEであるものの地頭は然程悪くないため、この数値は直ぐ伸びるだろう。クロウ達のパーティーで一番伸びしろのあるメンバーだ。だがまぁ、パーティーの役職的に活かされる事は無いんじゃないかな。
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スカイクォーツ・コンソルディ
ロレインカムを守護する防衛騎士団の団長。羊のような湾曲した角を持つ丸角族。クロウと激闘を繰り広げ、最終的に強制ぎっくり腰でノックアウト。ロレインカムの最終防衛ライン、単独最大戦力とも言われている。その実力は冒険者的に言えば推定Aランカーであり、町民からの信頼も厚い。
再登場予定……未定。
簡易パラメーター
◆STR/筋力……B
◆DEX/器用……B
◆VIT/耐性……A
◆AGI/敏捷……B
◆INT/知性……B
◆MND/魔力……C
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アマレロ・ゴートウィン
ロレインカムを守護する防衛騎士団の副団長。馬のような下半身を持つ馬脚族。クロウと決闘を行い、敗北を喫した女騎士。しかしその実力は騎士団の中でも指折りであり、決して彼女が弱い事の証拠にはならない。その実力はBランク冒険者に匹敵する程である。ただまぁ、正義を猛進しているのか妄信しているのか、健脚の癖に色んな意味で足元が弱い。
再登場予定……無い。
簡易パラメーター
◆STR/筋力……C
◆DEX/器用……C
◆VIT/耐性……B
◆AGI/敏捷……B
◆INT/知性……B
◆MND/魔力……C
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ガルゲル
Cランク冒険者。熊腕族の大柄な男。冒険者ギルドに現れたクロウの最初の犠牲者。即座に足を折られて心をばっきばきに圧し折られた人。その後、なんだかんだ面倒見の良いヤツである事が判明。現在、イーディフ王国王都にて出稼ぎ中。
簡易パラメーター
◆STR/筋力……B
◆DEX/器用……C
◆VIT/耐性……B
◆AGI/敏捷……D
◆INT/知性……C
◆MND/魔力……D
あ、明日から週一連載再開します。ヨロです。