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デミット×カワード ぷろとたいぷっ  作者: 駒沢U佑
第一章 環境適応のススメ編
26/53

そんな事より大事な探し物

サブタイのネーミングセンスがっ……、壊滅っ……!! 圧倒的壊滅っ……!!




 この世界には、【最古の四族】というものが存在する。


 曰く、遥か昔の話。太古の時代より、人類は四つの種族から始まった。



 爪と牙で平地に君臨する絶対捕食者【平原の主】イグナット。


 美しい鱗で大海を統べる魅惑の賢者【海の覇者】シュバリエ。


 定住せず帰属もしない蛇蝎する浮雲【流浪の住民】サザンカ。


 そして、高い知能を用いて森を治める永遠の護人【森の民】アルテリア。



 そう、アルテリアとは人名では無い。種族名だ。


 この世に古くから存在し続け、現在においても確認されている唯一の種族。生きる化石。歴史の傍観者。それこそが【最古の四族】が一つ、アルテリアなのだ。


 その姿は見目麗しく、決して老いる事が無く、ひたすらに寿命の長い種族。二つ名の通り森の奥深くに住み、他種族を寄せ付けず、今もなおひっそりと歴史を紡いでいるらしい。


 そう、ソーラが言っていた。


 そんな、紅朗にとってみればまるで御伽噺に出てくるエルフのような存在を彷彿させるアルテリアは、この世界の住人にとってそれはそれはもう崇拝し、敬愛すべきものらしく。そのアルテリアが行方不明とあってはこの世界の住人である狐兎族姉妹が動かない道理は無く、ゴブリン達と別れてから明けて翌日の今日。彼女らは情報収集のため動き始める。


 それに反して、元から信仰心や民族愛など、群体としての帰属意識が低い紅朗は彼女らの意気込みがまるで理解出来ず、更に言えばアルテリアにさして興味の無い紅朗は彼女らと別行動をとり、現在ギルドの飲食スペースで背もたれに全体重を預けているのであった。


 というのも、理由がある。別に積極的になれないから別行動をとったわけじゃない。なにも興味が無くとも、契約を交わして行動を共にしていたパーティーメンバーだ。彼女らがアルテリアを探したいと言うのであれば、紅朗とて協力する事も吝かでは無い。だが、紅朗には紅朗のやるべき事がある。そしてそれは、別段ソーラやテーラの協力無くとも達成出来る事。故にこうして別行動と相成った。


 その紅朗のやるべき事とは。当たり前の話だが、パーティーから一人離れ、ギルドの飲食スペースでだらだらする事が目的では無い。だらだらしているように見えて、紅朗の瞳は周囲の状況をつぶさに観察していた。これから受注した依頼をこなしにギルドから出る者。依頼をこなして帰ってきた者。カウンターに並ぶ者。受付嬢を口説く者。掲示板に貼られた依頼書を熟読する者。紅朗と同じく飲食スペースで酒を食らう者。同類の冒険者を口説く者等々……この冒険者ギルドに来る者全て、冒険者からギルド職員までもを紅朗は観察していた。


 そして嘆息するように息を吐き、胸中を僅かながら溢す。



「やっぱ居ねぇな……」



 現在時刻は昼を一時間程過ぎた頃。途中昼飯という意味でソーラと合流し、席を一端外しては居たが。それを除けば朝から今まで、日が昇り始めた早朝から今の今まで。紅朗はこの飲食スペースの一角で周囲を観測していた。


 観測……。そう、観測だ。紅朗のやるべき事は、言うなれば探し物。否、探し“者”。探しているのは件のアルテリアでは無く、当然長年探し続けている師匠でも無い。


 紅朗が探しているのは、詰まる所、魔力持ちだ。出来ればソーラ以上の魔力保持者を紅朗は探していた。何故ならば、ソーラ一人だけでは紅朗の腹が満ちる事が無いのだから。ソーラが動けなくなる寸前まで魔力を吸っても、紅朗の腹は満たされない。そして紅朗の燃費が悪いのかソーラの魔力量が足りないのか、はたまた魔力とはそもそも腹持ちが悪いのか。三時間毎の魔力供給が無ければ紅朗の体は倦怠感を訴え始めるのだ。動かなければそれ程でも無いのだが、紅朗としては常に満腹状態で動きたい生物的欲求がある。しかしソーラにこれ以上の魔力供給は望めない。であれば、どうすれば良いのか。


 新たな魔力供給者を見付け、契約すれば良いのだ。そう判断した紅朗は、だからソーラ達とは一端の別行動をとり、より多くの人が足を運ぶであろう冒険者ギルドに腰を据えたのだった。


 幸いにして魔力判別機能は備えている。それは最初にソーラと遭遇した時や、アマレロと戦った時に解った能力。魔力を匂いで感じ取れるという、地球では価値が無いであろう異能が、何故か自分の嗅覚に備え付けられていたのだ。最初こそ魔術を行使されなければ香りには気付かなかったが、よくよく鼻孔に集中してみれば香りが零れ出ている事に紅朗は気付いたのだ。


 昨日のヒョウモンゼブラ遭遇戦。戦闘モードに意識を切り替えたその時、紅朗はソーラから魔力の匂いを感じ取っていた。あの時、ソーラは魔術を一つたりとも行使していないにも関わらず。


 その事から考えられる推測は一つ。人は常に、魔力を大なり小なり放出しているのではないか、という仮説。そしてその仮設はビンゴだった。いや、未だ検証は足りない故に実際にはビンゴでは無いかもしれないが、それでも周囲の人物から魔力の臭いを嗅ぎ取る事は成功していた。


 ともあれ、そんな奇妙奇天烈な能力が地球に住んでいた時から自分の保有していた能力なのか、はたまた魔力とはそもそもそういうものなのかは解らない。解らないが、『使える物は親の仇でも使い込め』が信条の紅朗。これ幸いにと活用する事にし、今に至るのであった。


 当初の予定としてはギルドの二階部分にある図書室で蔵書を読み漁ろうとも思っていたのだが、知識欲より食欲を満たしたいと思い、こうして椅子に座ってしまっているのは、矢張り三大欲求の一つには抗えないという事か。図書室の蔵書が持ち出し可能であれば、こうしている間にも知識欲も満たせて一石二鳥にもなったのに、と紅朗が思う反面、彼は内心気付いている。現状において食欲さえ満たせていないのだから、この場合は「二兎を追う者、一兎をも得ず」と言うべきであろう事を。


 己の失策に気付きながら目を逸らしつつ、彼はテーブルの上に突っ伏した。失策に気付かないふりをしようと、誤算には目を向けざるを得ない。



「魔力持ちって、こんなにも居ねぇもんなのか……」



 そう。誤算とは、紅朗の想定以上に魔力持ちが少ない事であった。


 いや、居る事は居る。紅朗の鼻は鋭敏に周囲の魔力を嗅ぎ分けており、ソーラレベルには至らないまでも魔力持ち……恐らく魔術師の類だろうと思わしき奴は居た。だが、それがソーラ以上となると何故だか一人たりとも見られないのだ。


 というのも、当然の事なのかもしれない。なにせ紅朗、匂いの強い弱いで選んでいる訳では無い。ソーラより匂いの強い者ならば、紅朗はまぁまぁの数を確認している。だが、強かろうと弱かろうと、美味そうか否か(・・・・・・・)で考えれば話は違ってくるのだ。


 如何に強い匂いを発していても、それが黴臭かったり芳香剤の香りだったり、はたまた腋臭(わきが)の臭いだったり夏場の公衆トイレの臭いだったりするものを体内に入れたいと思うだろうか。特殊な性癖を抱えている人ならば望む所だろうが、残念ながら紅朗は例外はあれど感性は一般的な人間。食欲をそそられる香りは焼いた肉だったり炒めた野菜だったり炊き立てのご飯だったりするのだ。


 故に彼は「(美味そうな匂いの)魔力持ちは居ないものか」と嘆き、食欲をそそられる匂いの魔力持ちが想定以上に少ない事実に突っ伏し、ソーラ以上に食道を刺激する香りのする魔力保持者を未だ諦めきれずに探し続けていた。因みに魔力量は度外視である。


 しかし現実は非情なもの。紅朗のお眼鏡に叶う者は未だにその姿を見せなかった。



「なぁにシケた面してんだよ、蹴撃の」



 言葉と同時に座り込む音。相当の重量を持っているのか椅子は軋んだ悲鳴を上げ、紅朗の突っ伏している席の向いから発せられたその声を、紅朗は知っている。



「うるせーよ。何の用だ、ガルゲル」



 紅朗が顔を上げた視線の先に座っているのは、彼の言う通り、Cランク冒険者。熊腕族の男だった。


 この冒険者ギルドで最初に紅朗へ喧嘩を吹っかけた、何かと縁のある男であるガルゲルは、その毛深い手に酒の入った樽ジョッキを持ちながら席についていた。何故か、これから旅でもするかのように完全装備で、足元には大きなバッグを置いている。



「用って程じゃねぇさ。そろそろ出っ発しようと寄ったギルドで、どうにも普段から居丈高な奴が腐りこんでるようだからな。珍しくてつい声を掛けちまっただけよ」


「出る? なんだ、長引く依頼でも引いたか?」


「ま、稼ぐって点は当たりだ。そろそろ王都でデケェ祭りがあるからよ。俺は毎年そっちに出っ張らって一山当てて来てんだ。要は出稼ぎだぁな。お前は行かねぇのかよ守銭奴」



 気になる別称が耳に付いた紅朗だったが、それよりも祭りと聞いては紅朗も疼くものがある。これでも健全な22歳。誰に文句を言われる事も無い口実を背にはしゃぐのは、年相応に好きな年頃。王都という都心部であろう都市の事も含めて、知れず紅朗の顔に興味の色が湧いてくる。



「……因みに、王都まで何日かかってナンボ程よ」


「大体、馬車で一週間ちょい。値段は一人銀板二枚だな」



 こっち(異世界)の一週間は十日。旅費は日本円にして約二万。ソーラとテーラ入れて三人で六万か。と、紅朗の頭が弾き出す。


 先日ソーラが言っていた自分達の貯蓄額からして、出せない程の額では無い。紅朗のお眼鏡に叶う魔力持ちも、王都と名が付く程の都市だ。住民も冒険者達もロレインカムよりは多いだろう。そして分母が大きくなれば同時に分子も大きくなるのは自明の理。紅朗が望む人材との出会いの確立は高くなる寸法だ。


 しかし問題は、アルテリアの件を放って王都へ向かう事を狐兎族の二人が了承するか否か。



「考えてみるか」



 説得する方法を、という意味で出された言葉に、ガルゲルは首肯を返す。



「そうしろそうしろ。祭りは良いぜぇ。なにせどいつもこいつも財布の紐が緩くなる」


「お前の方が大分守銭奴じゃねぇか――ん?」



 そんな時であった。紅朗の知覚領域内に、凡そ冒険者ギルドに似付かわしくない者が現れたのは。


 それは、子供。年相応であろう童顔の上に犬のような耳を付けた、少しほつれや歪みの目立つ服を着ている子供だ。体躯から見てもさして鍛えている風でも無く、魔力の匂いもしない、今迄荒事に関わった事の無いだろう子供が、調理された食料の乗ったプレートを持って、空いている席を探していた。


 戦闘に参加出来無さそうな、みすぼらしい少年。だけど何処かで見た事のあるような感覚を覚えた紅朗は訝し気に少年を見、それに気付いたガルゲルも紅朗の視線を追いかけつつ問いかける。



「どうした」


「いや、あのガキだが……」



 紅朗が指を差す方向に眼を向けて、ようやく紅朗が何を見ていたのか理解したガルゲルは一つ頷いた。確かにギルドに非戦闘員のような少年が混ざっているのは、珍しいと言えば珍しい事だろう。だが別段不思議な事では無い。ギルドにだって非戦闘員は働いているし、ギルドで働いていれば食事は自ずと、何処よりも近いこの飲食スペースで取る事が多くなるのだから。


 まぁ、ロレインカムで初めて冒険者登録したクロウが怪訝に見るのも無理は無い。と、ガルゲルは納得して口を開いた。



「あぁ、アイツはギルドが買った奴隷だな。確か図書館の雑用係じゃねぇか?」



 図書館の雑用という言葉で、紅朗はようやっと既視感の正体を思い出して、「あぁ」と頷く。そう言えばそうだった。最初の図書館に寄った時に忙しなく動いていた子供だ。


 何かが引っ掛かって出てこなかった気持ちの悪い感覚が過ぎ去りすっきりするも、次はガルゲルの言葉が紅朗の関心を引き込む。先程、彼はなんと言った? どうにも聞き捨てならない単語を呟かなかったか?


 例えるのなら日本では既に廃止になったにも関わらず昨今の労働階級が着々とそれに近付いていっている、別名社畜とも呼ばれているそれを。



「奴、隷……?」



 奴隷(どれい)


 人でありながら物として扱われ、一切の名誉も権利も自由も認められていない、金銭で売買される生体商品。簡単に言えば凡庸性二足歩行型生体人形と言ったところか。



「なんだ、知らねぇのか? 要するに金で売られたヤツだよ。借金で身売りしなければならなくなったヤツとか、犯罪で捕まった奴が流れる場所だな。アイツは小さいから大方借金じゃねぇか?」


「それだああああああああああああああああああああああああああ!!」



 その時、紅朗の黒い脳味噌がティン! と輝いた。我が事ながら素晴らしい冴えと閃きに紅朗はいきり立ち、ガルゲルの言葉を聞きもせずに奴隷の少年へと特攻。間にあったテーブルや椅子や冒険者達を勢い任せに退かせながら、周囲の喧騒を更に騒がせて紅朗は少年を抱き上げ、感極まったのかそのまま頭上高く掲げた。



「うわぁっ!! な、なんなんですか貴方!!」


「見付けたああああああああああ! やったぜうっひゃあ見付けたぞ! お前だ!! お前なんだあっはっはっは!!」


「おいおい、いきなりどうしたクロウ。つーか離してやれよ怖がってんじゃねぇか」



 掲げた少年からの困惑も、追いかけてきたガルゲルの苦言も、紅朗の耳には入らない。周囲の迷惑そうな顔も、騒音に眉を顰める視線も、退かした椅子やテーブルが勢い余ってぶつかり鈍痛に悶える冒険者達の態度すら、紅朗の意識には触れられなかった。


 彼は見付けてしまったのだ。奴隷という効率的なエサ袋の可能性を。それならばわざわざ契約を交わそうと話しかけ、相手の警戒心を解すなんて面倒な事をしなくても良い。最初に金さえ払えば、後は飯さえ食わせておけばどうにでもなる。最悪、肉を狩って野宿すれば、金の掛からないエサ袋の出来上がりだ。


 まるで夢のような制度がこんなにも近くに転がっていた事に、紅朗は天運を感じざるを得なかった。これは正に、俺に奴隷を買えと言わんばかりではないか。良いだろう、買ってやる。二体も買えば腹も膨れるだろう。


 

「おいお前! この近辺に奴隷売ってる場所はあるか!! さぁ吐け今吐け直ぐ吐けさっさと吐けィッ!!」


「あ、あああありますあります!! ディリーズ・ストリートを真っ直ぐ行った所に奴隷商館が――!!」


「オッケェ解ったディリーズ・ストリートだな!! 何処だ? まぁ良いや!! ガンター!! ソーラが来たら俺ァディリーズ・ストリートの奴隷商館に言ってるって伝言頼んだ!! よっしゃうっひぃ待ってろ夢のエサ袋おおおおおおおお!!」



 先程まで大事に抱えていた少年を丁寧に下ろし、カウンター向こうで騒動に目を向けていたガンターに言伝を一つ頼んだ紅朗は、そのままガンターの返答すら聞かずにギルドを飛び出して行った。返答途中で中途半端に片手を上げたガンターは苦笑を浮かべ、抱えられていた少年は呆然とギルドの出入り口を見ている。騒動に巻き込まれた周囲の喧騒はさながら暴風が過ぎ去ったかのように静けさを取り戻し、ガルゲルは一人頭を抱えていた。


 どうにも、嫌な予感が止まらない。突飛な勢いのままギルドから消えた紅朗の後ろ姿は、奴隷商館でも新たな騒動を引き起こしかねないとガルゲルに確信させるには充分だった。


 このままではマズイかもしれない。クロウを焚き付けた責任の一端は少なからず自分にあるし、このまま知らぬ存ぜぬを通せばクロウを経由して自分の身に災厄が降りかからないとも言い切れない。何よりあの状態のクロウを放るのは、男としてもCランク冒険者(先輩)の一人としても、正しいのかどうか。迷ってしまったらもう遅い。


 なにせガルゲルという男は良きにせよ悪しきにせよ、感情を優先して動きがちなのだから。紅朗に喧嘩売った時のように、今のように。



「~~ッ、あぁもう仕方ねぇなぁ!!」



 頭を掻きむしって踏ん切りをつけ、ガルゲルもギルドを飛び出した。向かう先は当然、ディリーズ・ストリートにある奴隷商館。その為にはまず……、とガルゲルは紅朗を追いかけながら、その後ろ姿に向かって叫ぶ。



「解んねーんなら突っ走んじゃねぇよクロー!! そっちは逆だあ!!」






・熊腕族

 大きな巨躯と強靭な腕力が特徴の種族。種族特有である腕周辺の体毛は密集しつつとても強靭で、包丁程度の刃なら弾いてしまう程。のんびり屋が多い反面、その荒々しさに着目されがちだが、実はビビりが多い。黄色い体毛のヤツは蜂蜜が大好きと噂されているが、どちらかと言わなくとも当たり前のように肉の方が好き。だが笹を好んで食べる種族もいるとかなんとか。

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