命の代償
リアナは夜明け前に厩舎の隅で目を覚ました。
床は土で固められ、古い藁からはカビと動物の臭いが漂っていた。
怪我をした肩は、動くたびにズキズキと痛み出した。
手のひらの水ぶくれは夜の間に破れ、毛布に張り付いていた。
彼女はゆっくりと起き上がった。
熊の毛皮が彼女のそばに丸められ、乾いた血で重く硬くなっていた。
足はまだベルトにぶら下がっていた。
宿屋の主人が石油ランプを持って入ってきた。
「二階だ」と主人は唸り声を上げた。
「今日は一日分の薪を持ってこい。
それから厩舎の掃除と厨房の手伝いをしろ。
うまくいけばもう一晩泊まれる。
そうでなければ…出て行け。」
リアナはうなずいた。
反論する気力はなかった。
まずは薪だ。
薪の山は昨日よりも大きくなっていた。
宿屋の主人は、四つに割る必要のある太い丸太をいくつか足してくれた。
リアナは斧を手に取った(昨日、布とロープで間に合わせに作った新しい柄の斧だ)。刃はまだ傷ついていたが、それが彼女の唯一の持ち物だった。
彼女は斧を掲げた。
彼女は斧を下ろした。
斧は再び跳ね返った。
衝撃は鞭のように彼女の腕を駆け上がった。
幹はかろうじて砕けた。
リアナは息を呑んだ。
(フレイヤ――幼い娘に教える母親のような、母性的で毅然とした声)
「昨日のことを思い出して。脚をしっかり。腕だけでなく、全身を。そして、打つ前に鼻から息を吸って。」
リアナは姿勢を整えた。
彼女は足を踏み出した。
彼女は膝を曲げた。
彼女は深呼吸をした。
彼女は打った。
幹は真っ二つに割れた。
しかし、次の打つ手はもっとひどかった。
斧は横に突き刺さった。
リアナは斧を引っ張って抜こうとした。彼女は飛び降り、危うく彼の脚に当たるところだった。
彼女は地面に突き刺さった斧を見つめた。
彼女は唇を噛み締め、血が滲んだ。
(ヘラ ― 冷酷で、論理的で、同情心は微塵もない)
「自己憐憫に浸っている暇はない。斧を取り出しなさい。角度を直して。まっすぐに打ちなさい。
さもないと、正午までに終わらないわよ。」
リアナは斧を取り出した。
角度を直した。
まっすぐに打ち付けた。
丸太が割れた。
彼女は続けた。
次から次へと丸太を。
一撃一撃が力のこもった。
外すたびに痛みが増した。
10本目の丸太を切った時、汗で柄が滑り、斧は地面に落ちた。
リアナはひざまずいた。
彼女の手は再び血だらけだった。
水ぶくれは開いて、泥でいっぱいだった。
(イシス ― 何世紀にもわたる苦しみを見てきた者のような、穏やかで哲学的な声)
「体は失敗から学ぶ。
失敗した切り方は、次に失敗しない方法を教えてくれる。
持ち続けろ。
拒絶するな。」
リアナは深呼吸をした。
彼女は立ち上がった。
彼女は再び斧を手に取った。
切り終えると、高く整然とした木の山ができていた。
彼女の手は火のように燃えた。
汗が目にしみ込んだ。
彼女の肩はまた血を流していた。
宿屋の主人が様子を見に出てきた。
「悪くないな」と彼はぶつぶつ言った。
「さあ、馬小屋を掃除しろ。
それと、台所用の水も持ってこい。」
リアナは答えなかった。
彼女はただ頷いただけだった。
馬小屋の掃除はもっとひどかった。
宿屋の主人は彼女にシャベルとバケツを渡した。
床は古い肥料、汚れた藁、そして腐った食べ残しで覆われていた。
リアナはシャベルで土を掘り始めた。
シャベルは重かった。
肥料は強烈な臭いを放ち、シャベルにこびりついていた。
彼女は最初のバケツに肥料を入れすぎてしまった。
持ち上げようとした瞬間、バケツは倒れてしまった。
肥料は地面にこぼれた。
リアナはその汚れた土を見つめた。
彼女はひざまずき、手で肥料をすくい始めた。
涙が目に滲んだ。
(豊玉 ― すべてを受け入れる水のように流れる声)
「そのままにしておけ。
流れに逆らってはいけない。
どんな失敗もただ流れていく水だ。
続けろ。」
リアナは深呼吸をした。
彼女はシャベルで土を掘り続けた。
彼女が作業を終えると、馬小屋の臭いは和らいだ。
彼女の手は肥料と血で真っ黒になっていた。
彼女の全身が痛んだ。
宿屋の主人が出てきた。
「よし」と彼は言った。
「さあ、水を持ってこい。
バケツを3つ。」
リアナはバケツを受け取った。
井戸でバケツに水を汲んだ。今回は何もこぼさなかった。
しかし、台所へ運んだ時、重さで怪我をしている肩に負担がかかった。
彼女はバケツを落とした。
水が床にこぼれた。
宿屋の女主人はため息をついた。
「放っておいて。私が片付けるわ。夕食の前に少し休んでいて。」
リアナは外のベンチに座った。
彼女は自分の手を見た。
水ぶくれが開いていた。
血が土と肥料に混ざっていた。
彼女は父親のことを思った。
彼が楽々と薪を割っていたこと。
母親が滑らかで自信に満ちた動きで台所を掃除していたこと。
彼女はミラのことを思った。
ダリエルのことを。
そして熊のことを。
そしてゴブリンのことを。
「いつまでこんな生活なのかしら?」と彼女はささやいた。
(コアトリクエ ― 大地のように重々しい古代の声)
「問いかけるのをやめるまで。
そして行動し始めるまで。」
リアナは空を見上げた。太陽は既に沈みかけていた。
そして彼女はまだそこにいた。
働き、
失敗し、
傷つき、
それでも生きている。
リアナと一緒にここまで読んでくださり、ありがとうございます。
もし私の苦労、手の痛み、そして消えない罪悪感を感じていただければ、「いいね!」や「お気に入り」、コメントをいただけると、物語がさらに成長し、より良いものになるよう、大変助かります。




