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2 ナギの旦那デスノート




 ナギはママ友たちと、久しぶりに町のカフェでお茶をしていた。


「ねえねえ、聞いた?最近、旦那デスノートって話題になってるんだって」


「え、旦那デスノート?」


「そうそう、旦那のいやなところを書くブログで極まったら死んで欲しいと望むみたい」


「うちの旦那ったら、靴下脱ぎ散らかしだし、トイレでマンガを読むし、もうそんなところ嫌!」


「えー、由佳さんのところもー。実はうちの旦那も食べたら食器をそのままだし、少しは家事に協力して!って言う感じ」


「ナギさんの旦那は何かないの?」

「えっ?」

 ナギはそんな風に考えたことがなかった。


「ナギさんたちは天然だから、そこがまた良いのよ」

 由佳が勝手にフォローした。


 天然?

 天然って悪いことなのかな?


 ナギには意味が分からなかったが、青のことを言わなくてホッとした。


 ナギのママ友の里奈と由佳がしばらくお互いの旦那の愚痴を言って、また旦那デスノートの話になった。


「怖いけど、ちょっと面白そうよね」


 ナギは思わず手元のティーカップを握りしめた。


 何で? 好きで結婚した旦那さんなのに、どうしてそんなこと言うの???


 彼女の心臓は一瞬、跳ねた。青はいつも優しくて、家族思いなのに、ママ友たちの笑い話が現実にあるだなんて。



「でもさ、結局はジョークみたいなもんでしょ?」

 里奈が笑った。

「そうそう、実際に呪いとか起こるわけじゃないし、旦那が本当に死ぬわけでもない」

 

 ナギはほっと胸をなで下ろしながらも、頭の中で青の顔が浮かぶ。


 優しい笑顔、漁に出る時の頼もしさ、子どもたちに向ける眼差し――


「私は旦那デスノートなんて書かない。青は優しいから」

 思わず小さく口にしたその言葉に、ナギ自身も笑ってしまった。


 ママ友たちはその場でまた笑い合い、ナギは心の中でそっと青に感謝した。


「やっぱり、私の旦那は世界一だわ」

 そう思うと、都市伝説のノートも、ちょっとしたスパイスでしかなかった。


 ナギには旦那デスノートなんて書けない。旦那デスノートの代わりに、青のこんな良いところを見つけたノートなら書ける。そして、そのノートを青の良いところで埋め尽くしてしまおうと心に決めた。


 カフェの窓に映ったナギは満面の笑顔だった。



呼んでいただき、ありがとうございます。


今、ネットで話題の旦那デスノートですが、ナギならこんな風になるかなとイメージしました。


アイデアを出してAIが書いたものを加筆修正しました。

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