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いゾン日和⑦

 いゾンビとなった日和に残された活動期間は、残り三日となった。

 果林は学校をさぼった。そのまま全財産を財布に詰め込んで、電車でなるべく遠くの駅まで日和を連れて行った。

 なにをしているんだろうと思う。

 果林は最後の三日間を日和と二人で過ごそうとしている。日和の残り少ない活動期間に、日和の両親はなるべく日和との時間を作るように仕事を早退するか、有休を取得すると話していた。そんな気持ちを踏みにじって、果林はビジネスホテルをネットで予約した。


「がう」


 電車の席の隣で首をかしげてこちらを見つめる日和を見る。メガネを外し、あの時果林が選んだ服を着ている。髪の毛の手入れは怠らず、ゾンビ用の化粧品もばっちり決めている。あの日に戻ったようだった。

 しかし彼女の笑顔を見ることはできない。

 電車を降りて、適当にその辺りをぶらついた。時間が来ればビジネスホテルに向かう。そうやって一日を無駄に消費する。

 ビジネスホテルの硬いベッドで横になる。

 スマホの電源は切っている。

 本当に、なにをしているんだろう。

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