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私とこいつ  作者: すい
4/5

ホワイトデーとこいつ


 実際、春なんて言われてもパッとこないほど気温の変化がはげしい今日。3月14日、今日は朝からかなり冷え込んでいた。

 「あー--、寒い。昨日は20度近くまであったのに」

なんて、ぼやきながら朝の登校道を歩いていくと、後ろから聞き覚えのある声が聞こえた

 「おーい!まてって!」

 「待ってもらうんじゃなくて走って追いついてきてー!」

 「ったく」


 そこからダッシュで来たが、全然息を切らしてないのが運動部って感じだ。

 「で、そんなに急いでどうしたの?」

 「い、いやさ。」

 そういって、背負ってるカバンを地面において中をあさりだした。

 「ほら、ハッピーホワイトデー」

 差し出された手には、手の平いっぱいくらいのサイズをした袋箱がのっていた。

 「お、ありがとー。さてさて、今年はなんだろうなー」

 毎年あげているので、お返しが返ってくるのはもう慣れている。特に驚かないで箱を開ける。

 「ん?なにこれ?」

 中には、しっとりとした生地の明らかにチョコではない何かが入っていた

 「バームクーヘンだよ。好きかなーって思って」

 「あ、うん!好きだけど・・・どうしてバームクーヘン?」

 「ん?あーいや特に意味はないよ。ただ家に余ったからさ」

 「あまりものかい!まあ、いいけど。ありがとっ」

 「おう。それじゃおれはこのまま走っていくわ!じゃ!」

 「え、あ。うんーわかった」


 そういってすごいスピードでかけていった。

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