表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ウメコのダンジョン  作者: かが みみる
55/83

地宮04年5月3日(水)

昨日から今日の朝までウメコとアニメを見ていた。眠い。だが、サヤさんが起きて来る前に野菜を準備して、小屋の床は閉じて置かないといけない。小屋を片付けていると、床下から触手が伸びてきて野菜を小屋の棚に並べ始めた。キモっ。


触手は野菜の準備を終えると床を閉じた。俺も小屋の片付けを終えると、小屋の外に出た。小屋の外は調度日の出の時間で、朝日が眩しい。


「いい天気だ。気温も大分暖かくなってきたな。」


大きく伸びをしていると、家からサヤさんが出てきた。


「おはようございます!昨日はこちらに泊まったんですか?」


「おはよう。そうなんだ。色々整備していたら思いのほか時間を食っちゃってね。そのまま泊まることにしたんだ。」


「小屋は寒くなかったですか?言ってくれれば家に入って貰えたのに。」


「いやいや、女性の家に上がりこもうなんて思わないよ。」


「ここはカズキさんの家みたいなものじゃないですか。私はカズキさんならいいですよ。」


おいおい。カズキさんならいいですよって、エッチしてもいいですよってことですか?それともただ単に家に泊まってもいいですよってことですか?おじさん勘違いしちゃうよ。


「サヤさんの迷惑でないなら、今後も小屋に寝泊りさせて欲しい。今までは実家に送り迎えして貰っていたけど、こっちに泊まれるなら別に向こうに帰る必要は無いんだ。小屋で生活してもいいかな?」


「もちろん、ここは全部カズキさんが用意してくれた場所なのでいいですよ。なんなら家で一緒に住みませんか?」


同棲?同棲しちゃうの?もうそういう事だよね?


「と、とりあえず小屋に泊まらせてください。」


「はい。分かりました。」


「それじゃあとりあえず野菜の出荷だね。車に積み込むの手伝うよ。」


朝からサヤさんにはドキドキさせられっぱなしだった。小屋の前で話していたから、どうやらサヤさんとの会話はウメコにも聞こえていたらしく、後でヘタレと言われしまった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ