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ウメコのダンジョン  作者: かが みみる
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地宮04年2月5日(日)

前日に材料を買い込み、今日はウメコの部屋に電源とLANを引き込む工事をしている。ウメコの部屋までの導管をウメコが用意してくれたので、繋ぎ込みだけの簡単な工事だ。午前中で終了した。

パソコンは自分の物を持ち込んだ。何れウメコの部屋専用のパソコンを用意しよう。


「カズキ様。お金は大丈夫ですか?」


「バイトで貯めた金が大分無くなったけど、後悔はしていない。快適な生活のためにはネット環境は重要だからね。」


「私も頑張ってカズキ様に恩返しをしないといけませんね。」


「気にすることはないさ。俺が勝手にやっただけだ。」


「そうはいきません。ダンジョン産の作物で一攫千金を目指しましょう。とりあえずサツマイモなら大量に生産できますよ。もうすぐニンジン、玉葱、ジャガイモもできます。」


「売るのはちょっとハードルが高いな。とりあえず食費を浮かせられないかなぁ。米とか作れないの?」


「サンプルが必要です。できれば生育中の稲穂を根ごと全て取り込みたいところです。」


「サツマイモとかはどうしたの?」


「カズキ様のご実家では家庭菜園の収穫物を土中保存されていますので、そこから生体のサンプルをいただきました。実だけでもそこから再現は可能です。ですが、精米されたお米からでは少々難しいかと思います。」


「ふーん。稲は育てている農家に頼めば分けて貰えると思うけど、今の季節じゃあ無理だなぁ。今だと旬はイチゴとかかな。明日行って一株譲って貰えないか交渉してみるよ。」


「結局カズキ様に手間を掛けさせてしまいますね。申し訳ありません。」


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