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C  作者: ウボ山
19/19

Cの18

加筆案件

 うちの担任である体育教師のホームルームはやたら長い。それが終わったあと、石原の追及を振り切って隣の教室に向かった。噂の件についてむつみに確認を取らねばならなかった。


 むつみはいなかった。俺は携帯を手に取って、むつみに電話をかけた。出ない。


 もう一度かける。


 出ない。


 むかついたので「俺の前世はウミウシだった」スタンプを爆撃しておいた。100個くらい送ったところで指が疲れたのでやめた。


 このままいても仕方ないので帰ることにした。そうと決まったら早かった。俺は昇降口に向かうと、下駄箱から自分の靴を取り出し、ついでに石原の靴をひっくり返して帰った。


 家に帰ると、妹が『ブレイブ・ストーリー』を読んでいた。まだ上巻だった。


「異世界転生モノって聞いてたのに、まだ異世界のイも出て来ないんだけど」


 そんなことを言っていた。俺は適当に返事すると、自分の部屋に戻って、寝た。


 今日はなんにもないすばらしい一日だった。

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