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16 手紙

キリが良いのでちょい短めです。



翌朝、眠ったら少しスッキリしたので、カトレアに心配かけた事を詫びて、まだ心配そうな顔のカトレアに大丈夫。何でも無い。と言って学校に行く。朝ご飯はしっかりと食べられた。


「はぁ…いちいち凹んでたらやってられないよね。もう軽く二十人は超えてるんだからさ…」


それでもエインさんが来てから格段に減っていたから、耐性が消えかけていたのかもしれない。やっぱり目の前で人が死ぬのは辛いよ…



次の日、そんな気持ちを吹き飛ばしてしまうような嬉しい事があった。…不謹慎かもしれないと思いつつ、思いっきり飛び跳ねて喜んだ。元気を取り戻した私の様子に、カトレアもホッとしたようにしていた。


「…心配かけてごめんね。もう大丈夫だから。いつも何日か寝たら前を向けるんだよ!」


「そう…辛かったら、私に相談して良いんだからね。キースだってきっと力になってくれるよ。」


「ありがとう…ありがとね!カトレア!」


ぎゅーっと、思いっきり抱きついて、目尻に涙が浮かんだ。本当に、凄く嬉しいよ。



ナニーからの手紙を期待と不安で震える手で開くと、そこには綺麗な字であの時から変わらぬナニーの言葉が綴られていた。


「お嬢様へ

 お手紙を頂き、ナニーは感激しております。こうしてお手紙を頂くのは初めてですね。元気に学園に通っていらっしゃるとの事、とても嬉しいです。私の方は変わらず、子ども達と共に穏やかに過ごしております。

 お母様も私も、お嬢様の事をずっと心配しておりました。お父様のご葬儀の後、これまでどう過ごされていたのですか?色々と積もる話もありますし、近い内にお会い出来ませんか?その際に直接お母様の現在の様子もお伝え出来たらと思っています。

    会員番号ナンバー2、ナニー・ハウスルより。」


ナニー…良かった。元気にしてるんだ。それに、お母様もナニーも私の事、気にかけてくれてたんだね。


こちらもぜひ近い内に会いたい旨を伝えて返事を出す事にする。


…でも、直接お母様の様子を伝えたいって…手紙では伝えられないような内容なのだろうか…もしかして、本当に嫁ぎ先で虐められていたり、酷い扱いを受けているんじゃ無いだろうか…心配だ。



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