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11 選択授業



授業終わり、近くの一室に通されて軽く事情聴取が行われた。


「それで、一体何があったのですか?」


「…俺が、くだらない…嫉妬で、突っかかっただけです。ごめんなさい。」


「くだらなくは無いよ。やきもちって誰でもやくものだと思うし。」


「すまん…」


「仲直りできたようで良かったです。」


って、先生が去って行った後に聞いてみたところ、彼には兄がいていつも二番手だったのが、学園に入学してからというもの、試験ではさらに三番手になってしまった。そして、まあ他にも私が色々とやらかしちゃったもんだから、目についちゃったんだな。


しゃあーない。実際チートなんだもん。これでカトレアあたりに突っかかってたらさすがに、おいおいって思ったけどさ。


それ以降の彼は何というか険が無くなったっていうか、私やカトレアとも普通に喋るようになって、おかげで微妙にあったクラスのギスギス感も無くなった。



さて、次の日は、国語、歴史、外国語、神学で、無茶苦茶冷や汗かく事態がありましたとさ。


問題は、神学の時に教わった内容だった。


困った事に、異世界からの転生者と転移者の存在を教わってしまったのだった。


転生者や転移者は神によって送られてくる御使いとして、見つかれば教会や国によって祀り上げられるらしい。そんなの勘弁して欲しい!まじで嫌だ!


こっ、これはヤバい…


その日の帰りに担任の先生から話があって、明日のマナーとダンスで、全ての選択授業を二回受け終わるので、明後日までに選択する授業を決めておけとの事だった。


剣術、馬術、外国語、マナー、ダンス、神学の中から二種類選ぶらしい。


マナーやダンス、剣術は無いとして、神学は気になりすぎて受けるしか無いだろうし、そうなると、他は外国語かな?後々、何かの役に立ちそうだ。



「カトレア、キース。二人はどうするの?」


放課後の昼食の時に聞いてみた。ちなみにカトレアは私が剣術の授業でキースとケンカ?した後、いきなり打ち解けてたから最初は困惑してたけど、割とすぐに馴染みました。


「私は…馬術と外国語かなぁ…医者になった時に、もし旅人が来たとしても、言葉が分かればちゃんと診られるかなって。馬は可愛いし、乗れると何かと便利でしょ?」


「そうだね。私も同じような理由で外国語と神学にするつもりだよ。」


「俺は剣術とマナーかな。これでも運動には自身があったんだぜ?それとマナーは商人をやる上で必要だからな。」


「そっか!お互い頑張ろう。これから本格的な学園生活の始まりだね!」


おー!って拳を打ち合わせて、そこで彼らとは一旦分かれて診療所に行く。そこでエインさんと相談…っと。



「エインさんは選択授業、何選びました?私は外国語と神学にするつもりだけど、友達の医者の娘は、外国語と馬術にするんだって。旅人を診る事があったら役立てたいって。」


「ほ〜、良いんじゃ無いか?外国語もだが、もし地方で疫病でも発生したり、大きな災害でも起きたら、王都や違う地域の医者も駆け付ける事になるし、馬に乗れて損は無いだろうな。

 そういやぁ、俺は馬術と神学だったな。」


おぉ。結構高評価じゃん?確かにそれを考えると馬術の方が良いのかなぁ。…あ、でも、何かあってもスラムの診療所にはお呼びがかからないか。


「へえ、意外。エインさんに神学って凄く似合わないよね。どうして神学にしたの?」


「それを言うならお前にだって似合って無いぞ!それと、俺は昔は信心深かったんだよ。医者になって現実を見て行く内に、神様は役に立たねぇって思うようになったがな。」


「なるほどー。まあ、実際そうですよね。…私はギフトとかについて詳しく知りたいなと思って、神学にしようと思ってるんですけど、あんまり意味ないのかなぁ。」


とはいえ、他を犠牲にしてでも監視しとかないと、今度はとんな事を生徒に教えるのか分からない。もしボロを出して何かしらの秘密がバレたら私は凄く困った事になってしまう。


「まあそこはお前の気持ち次第だな。せいぜい悩め。」


「はーい。」


まあ、とりあえず、明日の最後のお試し授選択業で考えるとして、明後日のスラムの学校の授業計画を立てよう。


人数が増えて、中々大変になりそうだ。



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