22 執事さん
執事さん視点です
物語は進んでるので読まないと次の話との連結がおかしくなるかも。
↑何が言いたいか分かってもらえるかな?
説明下手でスミマセン
コンコン
「失礼いたします。旦那様クオルフ様、お食事の準備が整いました。」
南のギャングのアジトの執事こと『シツージ・スルーヨ』は、久々の面白い仕事を終えていつもの真面目な表情を少しばかり緩め、そうさせた張本人の満面の笑みを見ようと応接室に入った。しかしそこには期待したクオルフの姿は無く、代わりにゴツいおっさん主がどことなくそわそわした様子で腕を組んで立っていた。
「おう、できたか!だが今は『しーっ』だぞ!見ての通り疲れて眠っちまったからな。」
主が普段絶対しない仕草を見て寒気を覚えながらも、そう言われてソファの上をを見るとそこには『すかーっすかーっ』と眠る金髪碧眼のお人形のようなクオルフがいた。
だが、その正体はギャングの頭とほぼ対等に渡り合い、啖呵を切り、目の前の殺し屋から逃げおおせるスラムの異端児。
主同様に執事はその子を気に入っていた。
「旦那様の声の方が大きいではありませんか。クオルフ様が起きてしまわれますよ?」
「あーー、そうか。どうも慣れなくてな。すまん」
クスリと笑って主の方を伺うと、苦笑して謝った。こんなこと初めてでは無いだろうか、クオルフ様ならともかく使用人である私に謝るなど主も大分丸くなりましたね。クオルフ様を尊敬します。
「……ん…?どぅしたの?あれ、私寝てた!?」
そうこうしているうちにクオルフ様が起きてしまったでは無いですか。まったく旦那様は…まあ、料理が冷める前に起きてくださって丁度良かったですかね。
「クオルフ様、おはようございます。お食事のご用意が出来ました。【オムライス】の感想をお聞きしたいのでお越しいただけますか?」
「えっ!もう出来たの!?やった〜!!!ありがとう執事さん!」
クオルフ様は満面の笑みで喜んでくださり、感謝の言葉まで頂いてしまいました。とても心が温かくなりますね。
「んじゃあ、食堂に行こうか。」
「うん!…あ、ドンもありがと!」
思い出したかのように付け足さないでください…クオルフ様。旦那様が微妙な顔をされているではありませんか。後でスネた旦那様に怒られるのは私なんですよ?
…本当に可愛らしいお方ですね。
クオルフ様がリラックスされたようで安心いたしました。




