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  作者: Remi
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入学編<初日 ‐ 入学式Ⅲ ‐>

ここからは各教室へ行き、ロングホームルームが行われ、お昼には解散という流れらしい。


――― 新入生の皆様の配属先クラスは学生証に通知しております。各自配属先のクラスへ向かってください。 ―――


「学生証に通知ってどういうこと?」

「あっ、通知アイコンに①って表示されてるよ!」

「あら、ほんとね。えーと、なになに、来栖桃香:1年B組 出席番号10番、私はB組ね」

「桃香ちゃん!私もB組!しかも出席番号11番だから前後だよ!」

「うそ!?やったわ!」

「お兄ちゃんは!?」

「俺はG組だ」


周りから一喜一憂の声が聞こえてくる。

これからの高校生活に期待と不安で胸一杯の生徒たちからすれば、ここで今後歩みを共にするクラスメイトの一人とでも友達になれるかどうかで心の余裕度合いが大きく変わってくるのであろう。

折角桃香と同じクラスになったにも関わらず目の前で桜が泣き崩れそうになっているがどうしたのだろうか。


ボッチになるんじゃないわよ〜と一ミリも俺の身を案じて無い声色で桃香が桜を連れ立ってクラスへ向かっていった。

俺だって友達の一人くらい作れるさ。。。たぶん。。。

とりあえずGクラスへ向かうとするか。


ここ有栖川学園が日本一の進学校にまで登り詰めた背景には、校内における徹底した「競争」と「報酬」にある。



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