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Number:4
もう夏も本格的に近づき、僕は週に二回はいつもの喫茶店、ピークォドでアイスコーヒーを頼む。報告書を書いてくれたアリスにせがまれてケーキを何種類も買ったおかげで、今月の僕の家計は火の車だ。本当はアイスコーヒーも週に一回とか二週間に一回とかにすればいいのだろうけれど、どうしても僕はこの暑さにはかなわなかった。
今日もまた冷たいアイスコーヒーを飲んで涼んでいると、珍しくジェーンも入ってくるのが見えた。ジェーンも僕に気づいたようで、僕の向かいの席へと座る。
あれから僕は少しはジェーンと打ち解けてられたと思う。ジェーンはよく自分の話をしてくれるようにもなった。
「私にもアイスコーヒーを」
ジェーンはそうウェイターにそう注文し、僕の方に向き直る。
「ジョンはここが好きなのね」
「家とこのピークォドが僕が一番くつろげるところだからね。アイスコーヒーもあるし」
「私もジョンにごちそうしてもらってからすっかりアイスコーヒーの虜」
アイスコーヒーが運ばれてくると、ジェーンは端末に指をあてて支払いを済ませる。
「ね、ジョン、これから少し付き合ってくれない」
と、ジェーンはアイスコーヒーを飲みながら僕に言う。
「いいけど、どこかに行くのか」
「えぇ。私の好きな場所、ジョンにも教えてあげる」




