part2, encounter
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Sex:{male}
Age:{32}
State:{CIS staff}
Pass:{*******-173}
Access:{writing pad}
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Number:1
あの女性との初会は、CISの食堂だったと思う。僕は昼食をオーダーして端末に指を触れ、自分の会計を済ませる。ナノチップのおかげで会計まではスムーズだけれど、その分食べ終わって食堂を出る人を待たなければならない事態を招いてしまっている。
今日も僕はダンプティと一緒に食堂に来ていた。食堂はいつも通りの混雑具合だったので、ダンプティはこれまたいつも通り不満顔だ。幸運にも僕は食堂の端の方に、ちょうど僕とダンプティ、二人分空いた席を見つけ、手ぶりでダンプティを呼び寄せる。
「だから俺はいつも食堂の拡大を訴えてるんだ」
そうダンプティはぶつぶつ文句を言う。
ダンプティは僕よりたくさん食べるけれど、僕よりずっと食べ終えるのも早い。いつも昼休みを真っ先に謳歌しにいくのはダンプティだ。きっとダンプティは消化力も人一倍あるから、いっきにお腹の中に詰め込んでも大丈夫なのだろう。
僕はまだ全然食べ進んでいないというのに、五分足らずでダンプティの皿はもうきれいさっぱりだ。
「早く食べて早く席を空ける。みんな俺を見習ってほしいね」
「みんなダンプティみたいに強力な消化液を持っていないんだよ。そもそもよく噛んで……」
僕の言い分も聞かずに、ダンプティはもう食堂を出て行ってしまった。
やれやれと首を振りながら、僕はまた一人で昼食を食べ進める。とその時、女性の声が僕にかけられる。さっきまでダンプティが大盛りのパスタをほおばっていた席を指して、
「ここ、空いていますか」
と僕に聞いてきた。
ダンプティはもうすでに食べ終えてどこかに行ってしまったし、誰かのために席を空けているわけでもなかったので、僕はどうぞ、と返答する。
小ぶりの皿に盛られたサラダと固そうなパンを携えて、その女性は僕の隣の席へと腰を下ろす。




