高校生日記プロローグ~記憶~
高校生日記はオリジナルです。
誤字などありましたら教えてください。
修正いたします。
どーも、こんにちは。吉岡光輝です。
少し皆さんに聞きたいことがあります。
記憶とは、一体どのように記憶されていくと思いますか?
人生という名の引き出しにしまわれていくのか。
やがて記憶はダイヤモンドのようなものになり輝き続けるのか。
考え方は人それぞれですが、私は日記のようなものと考えています。
今まで過ごしてきた記憶は脳というノートに書かれていくものだと。
そしてたまった記憶のノートは後世に伝えていくいものだと思っています。
まあ話はここら辺にしてですね、自己紹介の続きをしたいと思います。
今私は高校の国語の教師をしています。
高校の頃が懐かしですね。今も時々思い出します。
あの頃は色々心境の変化がありましたからね。
そう。あれは高校の頃の記憶の日記。
高校生日記....
チリリリリリリチリリ....カチャ。
「もう...朝か...」
窓のカーテンから朝日が差し込み、スズメがないている。
「あ~。今日は始業式か。」
服を着替え、朝飯を食べ、靴を履き、家を出る。
「学校...めんどくさいな。」
そんな愚痴をこぼしながら登校している。
いや、正確には学校がではない。
この世界、人生がつまらないだけだ。
いつもと変わらぬ世界。いつもと変わらぬ風景。
いつもと変わらぬ人生。いつもと変わらぬ自分。
そんな世界が嫌だ。俺は高1から、中学生からなにも変わっちゃいない。
教室の隅でぼーっとしているいつもの自分。
友達はいない。自分から話しかけるわけでもなく。
向こうから話かけて来るわけでもなく。
授業が終わるとすぐに帰る。部活や委員会もやってない。
帰りの途中でゲーセンにいってから帰る。
そんな毎日を過ごしていても楽しくない。
そして今日は高校二年生のクラス発表。
下級生も入学して先輩になり、この学校にも慣れた。
だが、期待することは何もない。
今までのようにつまらない日々を過ごすだけ。
「二年三組...げ、四十番かよ。」
残念なことに出席番号はラストだった。
とぼとぼと教室に向かい机の位置を確認する。
「一番窓際の、一番後ろ...悪くないな。」
俺は席に着き、時間まで眠る。話す相手などいないのだから。
キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン
「もう、時間か。」
チャイムの音で起き、顔をあげると生徒でいっぱいだった。
「いっぱいだな~...あれ?」
周りを見渡していたら隣の席があいている。
「休みか?」
考えていると先生が入ってきた。
「静かに。知っていると思うが今日からこのクラスを担当する仙道だ!二年になり後輩もできた。いつまでも一年生気分でいるなよ?先輩としてしっかりな。そしてこのクラスに転校生が入ってきた。自己紹介してくれるからしずかにな....入って」
それを合図に転校生が入ってきた。
女の子だった。
「はじめまして。青森の学校から来ました。宮野桃香です。宜しくお願いします。」
軽くお辞儀をしてニッコリ笑う姿はお嬢様だった。
(か、可愛いぃぃぃぃぃぃ。やっべどうしよう。)
結構焦った。こんな風に思ったのは初めてだった。
「じゃあ、宮野の席はあそこな。」
先生が指差した先は.....俺の隣の席だった。
「はい!」
そういうと俺の隣の席に座った。
そうするとこっちを見て
「これから宜しくね♪」
そう言った。
「よ、宜しく...」
人と話すのは久しぶりな気がした。
だが、話すのはこれで終わりだろう。
しかし、この出会いで人生が大きく変わる事をまだしらない.....
(んなわけあるかってんだ。なに考えてんだか...)
ま、今年が今までより楽しくなることを祈るとしますか。
そしてその日の授業が終わり下校の時間に
「じゃあね♪また明日。」
向こうから話かけてきてびっくりして
「お、おう。」
そう言い返すと帰って行った。
「なんだか楽しくなりそうだな。さてと、帰るとしますか。」
そんなこんなで今日の学校は終わり。
明日に期待を膨らませ下校する。
明日はどんな日になるのかまだ誰にもわからない。
だがここから俺の青春な高校生活が始まる気がした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
感想を書いてくれるとうれしいです。
更新は遅いですが次も読んで下さるとうれしいです。
ありがとうございました。