表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/27

ログインしたら、でられません

はい、バグ発見、報告ということで

ログアウトの文字がみつからないという自体が発生しました

ゲームの鉄板だと思うのですが、持ち物を確認に、久々のゲームなので

コントロール画面というのでしょうか、それを確認しましたら

どこにも、ログアウトの文字が見当たりません

公式ページの画面には、右下にでっかくログアウトの文字があったはずなのですが

記憶違いでしょうか?


これは仕様ですか、と、周りにいた人に聞くと

唖然と口を開けられていたので

どうやら仕様ではなく、バグ


そして、デスゲームか!

閉じ込められたと、絶望する人

なぜか、テンションが上がる人など様々で

そろそろ公式とか乗っ取りから連絡がくるのかと思っていたら

来たのは親様からの所謂鬼コール

連続して、何度も慣らす迷惑なあの行為をされ

一度接続し、話しを聞き、ログアウトできない旨伝えると

母親様も同じとのこと


ともかく、と言われ通話を切られ

親様二人からフレンド登録申請とともに、親様たちから連絡が再度即来ました

フレンド通話機能で、複数で話せる機能に変化し

周りには解らないようです


よっこいしょと、噴水の縁に腰掛けるとしましょう


親様が言うには、初日に起こるバグとしては最悪の部類で

かつ、周りの人たちがいう

公式連絡か愉快犯からの連絡などがあるだろう


デスゲーム、ゲームの中での死亡が現実の死亡になるかは不明

ゲームをせずに閉じこもるのは、のちのちのことを考えると問題ありなので

私がいやかもしれないが、集合して

兎も角共に行動しようという話しになった


まぁ、しかたないですよね~

この場で、駄々捏ねても仕方ない

そして、ゲーム初心者とも言える私は、この陸人のはじまりの地で

二人をまちつつレベルアップ、スキル取得をすることとなった


こんな事なら全員同じ種族、または、せめて二人でも同じにするんだったと

後悔してるけど、こんなことなるなら最初からしませんと私が言うと

それもそうだ、と二人がおかしそうにわらっていた


まったくこれだからゲーム脳な方は困るのです

しないという選択肢は最初からないのですから

と私も笑いがこみ上げて、ばれない内に通話を終了しているけど

きっとばれていることだろう


まったくもって、あんなのでも子を持つ親様なのである


短い通話の中で、親様たちは、兎も角、武器を手にいれること

簡単なクエストで、お金を稼ぎ宿を取ることという

指針を示してくれた


ということで、さっそく散歩しましょう

町並みは、ヨーロッパあたりをモデルにしているのか

大通りは石畳で道の両脇には露天のカラフルなテントが軒を連ねている

青は薬屋、赤は武器、防具屋、黄は道具屋

白は魔法屋、緑は食べ物屋とカテゴライズされていて

遠目にもわかりやすい

まぁ、基本的に棲み分け区分けされてるみたいだから

同色のテントが並んでいることが多いけど

緑の食べ物屋は、どのカテゴリーでも良いにおいをさせながら存在している

お金さえあれば、衣食住の衣は、問題なさそうと判断できる


その後ろにある建物は床と土台は石、壁は木と漆喰や、たまに石組みの屋敷などがある

屋根は黒っぽい瓦というのか煉瓦というのか、というのが乗っかっている

日本人には馴染みやすい、西洋建築という見た目


食べ物は種類も豊富で、予想より安い金額でやりとりされているみたいで

街の子供たちが買って頬張っていたり

お使いで、というシーンを何度かみた


そういう意味で作り込みが綺麗なゲームだと感じる

いつもは、魂のない死んだような人たちが

同じような言葉を繰り返し徘徊している雰囲気を感じてしまっていたけど

これなら生き生きとして見える


そのことを親様に言うと、そう?と首をかしげていたから

私の感性の問題みたい


人が群がっているところがあったので私も寄っていく

どうやら、始まりのクエストを受けられる場所のようですね


さすがに、一人ずつという対応が無理みたいで

「僕に話掛けてね!」という言葉と笑顔が怪しい

やはり、気持ち悪さを感じてしまう


やぁとか、こんにちは、と話掛けると、親様としたような会話が脳内で行われているのだろう

次々と武器や道具を受け取り離れて行く


ため息を一つついて、こんにちはと話しかけた


ここでは、最初の武器となるもの、そしてそれに付随するスキルがいただけるらしい

となれば、することは決まっている


すべての武器とスキルを頂くこと

初期クエストは何度も可能らしく、私と似た考えの方が、弓を持った後、剣を

槍をとして、私が見ているのに気付くと、にっと笑った


ちなみに、回復薬関係は、1度のみみたいで

一セットしかいただけなかった


「いっしょに行くかい?」

振り返ると、先ほどの方

「よろしいのですか?」

「パーティは組まずに、だけどね」

それなら、と私もうなずく

敵が強くなり、分担が必要になれば、パーティを組むのもいいかもですが

私の場合は親様を待つというのもありますので

一度きりだとしても、まだパーティを組みたいとは思ってなかったので

いいお誘いです


「まだ、寄りたいところがあるけど、よいかな?」

「どこにいかれるの?」

「生産クエストの方だよ

 君は・・・あー・・・俺の名前はリキ、

 正式名称は長いけどまぁ、リキって呼んでくれると嬉しいかな」

にこりと、笑い手を差し伸べてくる

リカルド・キースという青年

中の人が青年かどうかは不明だけれども

この世界では、青年である


青灰色の髪色、茶色の瞳

少しだけいじったという雰囲気を持つ、特徴的ではない顔立ち

髪型も、ゲーム内では大人しいほうで

全体的に梳き、一部を頭の後ろで結んでいる


服装は初心者セットといわれるものだから

そう私と変わりはしない


ちなみに、私は、オール青

素体は女性体

ゆるやかに巻いた胸までの髪色は、少し濃い目の青

紺よりは薄く、青よりは濃い程度

目は、晴れた空を写し取ったような水色


ここからどう変化させていくかはまだ決まってないけど

青を基調とするのは決定している

それなら海人のほうがいいかもだけれども

父がそれを選んでいるし、青に青は同化してしまいそうで最初から除外

そういう意味で空人も除外なので

陸人がちょうどよかった


「私はトシよ」

「よろしく」

きゅっと握られた途端、フレンド申請が飛んでくる

彼を見ると、ダメかな?という顔

いいえ、と、私は首を振り許可を出す


「眠ゲーは初めて?」

「ええ、というより、ゲーム自体、あまりしないの」

「なのに、応募したのかぃ?」

安くないのにと、えぇと奇妙な声を上げる


「親様が、多く応募してしまったの」

「それじゃぁ、ラッキー枠だね」

「そうね」

「それで、いただけるものは」

「いただいてるの」

そう、いうと、二人でくすくす笑った


まさに、武器をそのようにして取った二人だ

考え方はよく似ている

暫く一緒に行動するのも悪くはないだろう


「多分前衛職になると思うけど、一応ね」

「わかるわ、スキル取得自体にポイント不要というならば

 ないよりはいいわよね?」

閉じ込められたように、いつどこで何が起こるかわからないんですもの

だったら、棒がつかえない、弓が、魔法が・・・ではなく

一応弱くても使える、という状態にしておくのがいいでしょう


共感できる同志を得て

私たちは、生産クエストの方でも、同じようにすべてのクエストを選び

各生産に必要なものをすべて手にいれた


当然、荷物、道具箱の中は、ほぼいっぱいになった


「荷物を置く場所が必要ね」

このまま街を出て、狩場にいっても、無駄足になりそう


「そうだね、宿をとるかい?」

「いいえ、その家にするわ」

「へっ?」


木の板でバッテンをし、釘で止められている扉を指す


「いや、そこ、だれも住んでないと思うけど」

「ええ、だからいいのよ」

私はにこりと笑う

だから、住むことができるんでしょうから


登場人物も増え、いいかんじにらしさが出ております

しばらく18時投稿予定できそうです(間違わなかったら・笑)

お気に入り・評価ありがとうございます

今回は、恋愛要素はないのでその点はご留意を!

訂正 2013/10/28

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ