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短い話

うみのこ

作者: ちゃーき
掲載日:2025/12/11

ある さむい ふゆの ひ。


ごごごごご。じめんが ゆれました。

ざざざぁぁん。うみの かみさまが きました。


ちいさな こは、おかあさんと はなれたく なかったけれど、うみの かみさまの おおきな てに、そっと つつまれました。


つめたい うみの なか。

こは ねむく なってきました。


すると ふしぎ。


こは ちいさな ひかりに なりました。

きらきら、きらきら。


「いっしょに いこう」


おなじ ひかりたちが あつまって きました。

きらきら、きらきら。


ひかりたちは そらへ のぼって いきました。

くもを こえて、ほしを こえて。


やさしい かみさまが いました。

「もういちど、いきて みたいかい?」


「はい! でも…おかあさん、かなしんでるかな」

「だいじょうぶ。きみが げんきに わらえば、そのえがおは とおくの おかあさんにも とどくんだよ」

「じゃあ、あたたかい くにで うまれたいです」

「いい ねがいだね」


きらきら、きらきら。

ひかりは あたたかい みなみの くにへ とびたちました。


いま、その こは げんきに あそんで います。

あたたかい おひさまの した。

ときどき おもいだします。


「まえは さむい うみに いたな」

「まえの おかあさん、げんきかな」


でも その こが わらうと、

そのえがおは かぜに のって、

うみを こえて、

とおい にほんの おかあさんにも、

きっと とどいて いるのです。



きらきら、きらきら。


おわり

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― 新着の感想 ―
 仮初めの救いなのやら、寒さや海に悩まされる前も後も悲しんで大切な人の表情を余計に曇らせないための処置なのやら。  海の神様の猛威のあとの優しい神様により再臨しても尚、前の母の事を案じつつ、自分なりに…
災害に巻き込まれた子供たちが新しい世界で幸せになっているというのは確かに『救い』でしょうけど、その救いは子供たちではなくて大人に向けたメッセージになっている気がしました。
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