09 王子マジで走ります
更新遅れました。
卒業式とかでばたばたしてました。
~SIDE 沙羅~
私は今、淀んだドブみたいな空間にいる。
言うまでもなく、あのトロールの作った空間の中である
私の身体は今ドロドロした物体Xに縛られて動けないようにされている
おまけに、能力行使不可の設定までされている
まぁ、こんなもの私には何の効力も持たないけど(笑)
『拘束術 解除』
まずは~、拘束してたドロドロしたのをはずして~
次に~
『ハッキング開始 対象・虚ろな世界 術者・レティオス=H=カロール』
穴を開けて~ばれないように表面は隠して~
でっきあっがり~♪
これに王子様は気づいてくれるのかな?
いや、気づいてもらわなきゃいけないんだけど・・・
でもあからさまにすると空けといたってばれるからな~
ちょっと叩けば空くくらいに一応設定しておくか
『設定追加 打撃 レベル・5』
このくらいかな~5で良いよね樹花基準だけど・・・
大丈夫なはず!彼なら!
・・・たぶん
~SIDE 紫苑~
俺は今走っていた。
きっとこの調子で行けば1分かからずに着くだろう
俺の頭の中は混乱していた
美鈴は無事なのか?
沙羅は無事なのか?
どちらか一方だけが無事なのか?
両方とも無事なのか?
ーーそれとも・・・どちらも・・・
そこまで考えて俺は必死に頭を振ってその考えを振り払った
・・・ハハそんな訳ないじゃないか、あの美鈴だぞ、きっと大丈夫だよ
そう、きっと大丈夫
俺は自分に必死に言い聞かせていた
とりあえず今は走るんだ!俺!
≪紫苑が目的地に着くまであと0分49秒≫