02 ビンタって結構あとで来るよね
こんな小説でも見てくれている人がいる事に
感動しました。
アクセスしてくれた皆さん本当にありがとうございます。
~SIDE 沙羅~
「どこから来たの?」
「何人家族なの?」
「何処に住んでるの?」
私たちは今、質問責めに
あっていた。
てゆーか聖徳太子じゃないんだから1人ずつ話して
欲しいと思う。
私は淡々と樹花は明るく質問に答えていると、
質問に参加しないグループが目に入った。
「すいません、あの方たちは?」と私が聞くと
「あー、あの人たち?なんかいっつも一緒に居るし感じ悪いんだよねぇ」
1人の女子生徒が言うと、
「だよねだよね」
「イベントにあんまり参加しないしね」
「仲間内だけで仲良くしてるしさ」
と此方が驚くくらい出てきた。
逆にここまで言われている人たちに興味が出てきた。
「では樹花、私はあちらに行ってきますね」
そう言って私はその人たちのところに歩いていく。
「ん、行ってらっしゃい」
後ろで文句を言っていた女子生徒たちが驚いているのが、分かった。
~SIDE ??~
2人の転入生が質問責めにあっていた。
それをボーッと見ていると
「ねぇ、あの転入生こっち来てるんだけど」
「はぁ?うっわまじかよ来ても大した用じゃねぇだろ適当にあしらおうぜ」
「りょーかい!」
「あの~、すいませんお仲間に入れていただけませんか」
・・・?なに言ってんだ
コイツ?
「はい?」
「すぐ了承していただけるなんてありがとうございますよろしくお願いします」
こいつは耳がおかしいのか?
「んー、こちらこそよろしく~」
【おいっ、何簡単にOKしてんだよ】
【良いじゃん最初は様子見してダメだったら、はじけば】
【まぁ、そうか】
「よろしくな」
それから1週間が過ぎた。あんなに騒がしかった転入生の2人の周りも何事もなく、
いつもと同じような平穏な生活が戻ってきていた。
そしてあの転入生は何故かここに馴染んでいた。
・・・。
「ってお前は何で馴染んでんだよ!」
「いきなり大声出してなんですか?とうとう頭のネジでも外れましたか?」
会って1週間の人間に言うにはなかなか辛辣な言葉ではないだろうか
【おい、美鈴なんでこの女まだここに居るんだよ?】
【んー新しくここに入ってきたから実力も分からないし見た目弱そうだから
女子たちも結構虐めてるんだと思うんだけどな~】
【んじゃもうすぐ音をあげるか】
【てか普通はもう転校するか不登校になっててもおかしくないよ?】
【1週間でそこまでって女子って恐いな】
【まぁ、下駄箱に虫なんて日常茶飯事みたいだしね】
【何でそんな事お前が知ってるんだよ?】
【トップシークレットだよ】
【そういえば何でコイツはそんな事されてるのにまだここに居るんだ?】
【さぁ?聞いてみたら?】
「なぁ、お前虐められてるのか?」
少し直球すぎだろと思いつつ、普通は答えないよなー
「あぁ、下駄箱に虫が入っていたりしましたね新手の歓迎の方法だと思いましたが?」
「いや、気づけよ!それを世間ではいじめって言うんだよ!」
「へぇ、新しい知識をありがとうございます」
「そういえば、もうすぐテストがあるそうですね」
「あぁ、そんな季節だなお前って強いのか?」
「いえ全然、人並み程度ですよ」
「ふーんじゃあ死なないように頑張れよ」
「どういう意味ですか?」
「そのまんまの意味だよぉ~♪」
「そういえば、貴方たちの名前はなんでしょうか?」
「え!?教えてなかったっけ?」
「ええ残念ながら」
「んじゃ私は朱月美鈴だよよろしくね~」
「俺は神宮寺紫苑だよろしくな」
「こちらこそよろしくお願いします」
「ところで、テストとはどんなものなのか教えていただけませんか?」
「あぁいいぜ美鈴」
「ラジャー、テストっていうのは筆記試験と能力試験の2つに分かれていて
4日に渡ってするのぉ~」
「能力試験とは何でしょうか?」
「あっ知らないんだぁあのねぇ本当に何でも良いんだけど自分がコレって
誇れるものを先生たちに見せるのぉ」
「へぇ、そうなんですか貴方たちは何を見せるんですか?」
「俺は武術かな」
「私も~てか、このクラスの人たちはほとんどそうじゃないかな~」
「なぜですか?」
「みんな腕自慢だからね」
「聞いた話にではGクラスというのは、いわゆる落ちこぼれといわれる人達の集まりだ
と聞いたのですが」
「ところが!この第三国のGクラスは違うんだなぁ沙羅ちゃん♪」
「どのように?」
「つまり、簡単にいうと、ここのGはどこのAよりもヤバイんだよ~以上」
「美鈴かいつまんでいいすぎだ」
「はぁい↓あのね、ここのGの人間はね最低でもδクラスの犯罪者の集まりなんだよ☆」
「そういえばそんな事を聞きましたねで、貴方たちのランクは?」
「私はεランクの上だよ」「俺はζランクの下だ」
「じゃあ、紫苑君のほうが強いんですね」
「まあな、でお前」「沙羅ちゃん」 「「のランクは?」」
「私にランクなんてものはありませんよ」
「「は?」」
「はぁ、とうとう耳まで腐り果てましたか、もう一度言いますね、私にランクなんてものは
ありません、いいえもっと正確に言うと私は一般人です」
「「はぁー!?」」
「うるさいです。周りの視線が冷たいです」
「いや、だってお前そんな事あり得ねぇぜ」
「そーだよ沙羅ちゃん」
「実は樹花が自首する事と引換に私も同じクラスに入れろなどと言いましてね」
「いや、そういう問題じゃないと思うけど・・・」
「いえ頸動脈にナイフを突きつければ、この国のトップでも楽勝ですよ☆」
一気に空気が凍った。
「俺、もう何が起こっても驚かないぜ」
「私もだよ・・・」
「話を戻して下さい」
「うん・・・」
「あの、起きてますか?」
「あーうん・・・」
スパァンと光速に迫るスピードで平手打ちが繰り出された。
・・・かなり痛いてか、超ジンジンする
誤字脱字や感想、こうしたら?というもの等
なんでもOKですがいたずらはやめてください。
更新は週1くらいにする予定です。
今回はおそらく例外です。