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最強の兄弟  作者: 優木貴宏
学院1年生編
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魔法学院 アルナ対トラビス

「トラビスは相当自信あるんだな、余裕あったら俺ともやろうぜ。」

「構いませんよ。」

カイナは余裕な態度を見せているトラビスに声をかける。


「あんまり連戦は良くないかと。」

エンズが1歩下がった位置で心配そうに声をかける。


「ここ最近はクロノと一緒にいること多かったけどしっかり特訓してたから見て驚かないでよね。」

前を行く3人から少し離れてあとを付いてくるアルナは渋々ついてきているクロノに声をかける。


「確かに魔力の質が良くなっていますね。基礎の特訓をメインでやってるんですね。」

クロノはアルナの魔力を感じ取り感想を伝える。


「…そんなに余裕そうなその態度ムカつく。すぐに追いついて見せるんだから。」

アルナは今から勝負するトラビスの事は全く意に介していないようでクロノと会話する。

そんなふうに話し込んでいると練習場についた。


「こちらで勝負ができますので…お互いに致命のダメージを与えられたら勝敗ということでいいですか?」

練習場の設備を色々いじりながら勝負について確認するトラビス。


「えぇ、問題ないわよ。」

今から勝負するというのに特になんでもないかのように振る舞うアルナ。


「それじゃ俺たちは見学場で見てるから頑張れよ2人とも。」

「2人とも怪我しないようにね。」

カイナは2人に声をかけ見学できる場所まで移動し、エンズは2人を心配する様子を見せカイナについて行く。


「それでは僕も見てますので。」

クロノも今から戦う2人に声をかけ離れる。


「おっ、1年生同士の勝負か。こりゃ見ものだな。」

この時間に空いている生徒が何人かいるようで色々なラインの制服を着た生徒が見学することになった。


「それではよろしくお願いします。」

丁寧に勝負開始の挨拶をするトラビス。


「こちらこそよろしく。」

先程までと違い気合いの入った雰囲気を出して返事を返すアルナ。


「こちらから行きます。火よ、相手を燃やす玉となりてその勢いを見せん ファイアボール」

詠唱したトラビスの周囲に火の玉が浮かび上がりアルナ目掛けて飛んでくる。


「風よ、我を守る壁となれ ウィンドシールド」

アルナは少ない詠唱で風の縦を作り出し自分に当たりそうな火の玉だけ防ぎそれ以外は気にも止めていなかった。

10発程度あった火の玉の内4発ほど当たりそうだったものの全てあっさりと防がれたトラビスはその実力に喜びを見せる。


「さすがに優秀生だけありますね。まだまだ行きますのでその実力を見せてください。」

想像よりアルナの実力が上だったことを感謝しながら次の行動に移るトラビス。

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