事件の繋がり
思ったより早く戻ってきたクロノとカナメを見て話を再開するかと気合いを入れたノアオは2人の背後にいる見しった顔を見て不思議がる。
「レオンさんとヒューバートさんじゃなっすか。どうしてここに?」
素直に思ったことを質問するクロノ。
「久々だなノアオ君、実はカナメさんと学院長と一緒にクロノ君から話を聞いていたんだが状況が状況だけに学院も協力した方がいいだろうということで俺も一緒に話し合いにと呼ばれたんだ。」
「僕はレオンからの通信で話を聞いてこっちの学院長に話を通してすぐに来たって訳さ、冒険者としても活動してるし僕の方が話が通りやすいだろうからってね。」
レオンはいつものように元気よくここに来た理由を説明してくれた。
ヒューバートはレオンに続いて簡潔に事情を説明する。
普段から冒険者の2人はこんな感じのやり取りなんだろうと思いながら来てくれた事をありがたく思うノアオ。
「バルトロ、大体の話はクロノから聞いた。お疲れの所悪いんだが、聞いておきたいことがある。他にはその階層に現れないような魔獣を見てはいないか?」
疲れているであろうバルトロを労りつつ真剣な眼差しで質問するカナメ。
「場長…僕が見た中ではエルトレントだけでした。」
少し落ち着いた様子ではあるがあの時の事を思い出したのか声を震わせながらバルトロは答えた。
「場長、その質問は私達の時みたいな事じゃないかって確認かしら?」
メルバはカウンターに座り水を飲んで落ち着いた様子で質問する。
「あぁ、あの時の話は他の奴には話してないからもしかしたら同じ様な感じかと思ってな。だが、状況は違うみたいだな。」
相も変わらず頭を悩ませながらカナメは答える。
「場長、そのメルバさん達の時みたいな事って何の話だ?」
レオンは他にも話があるのかと分からない事を質問する。
「それについては俺が話をしよう。」
「遅かったじゃない、ストラ。」
いつの間にか通い場の入口にいたストラが発言し、みんなそちらに注目する。
メルバはストラに皮肉にも取れるような態度で話し合いの場に迎えた。
ストラはこの場にいる皆になるべく簡潔にキマイラの事について説明をする。
「そんな事があったんですね…よく生きて帰ってこられたものです。」
ヒューバートはその状況を想像しストラ達が今生きていることを賞賛する。
「そんな事があった訳でもしかしたらそれと同じ事が起こったのかと思った訳さ。ま、関係は無さそうだがそれはそれでまた原因を探らないとな。」
カナメもカウンターに座りグラスに水を注ぎながら話をする。
「いえ、もしかしたら同じ事象…もしくはキマイラは今回の事の試験的な内容なのかもしれませんね。」
クロノの言葉にその場の全員が顔を向ける。




