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最強の兄弟  作者: 優木貴宏
学院3年生 模擬戦編
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その裏で 狙う人物

「全く人の扱いが雑だね。十騎士をこんな使い方するのはお前達兄弟くらいだ。」

オルガは手持ちの鞭のような武器を見せる。


「煙が出てきた瞬間にこれで通信機は奪わせて貰ったよ。煙で見えなくなる瞬間は隙が大きくて助かるよ。」

オルガはバレッグの隙が大きい瞬間を狙って武器を使って通信機を奪ったという。


「という訳でこちらとしては狙いは達成されたわけで相手をする必要もないけどこのまま逃がすつもりもないからあっさりと終わりにさせてもらう。」

ノアオは余裕を見せながらバレッグを逃がさないように距離を詰める。


「それならお前ら2人を倒せばまだ何とかなるということだな。」

バレッグは距離を詰めてくるノアオに対して同じように距離を詰めて剣を構える。


「それが出来れば通信機を奪われることはなかったしさっきの煙で視界を奪っている間に俺に勝ってただろうな。」

ノアオは距離を詰める速さを1段階あげてバレックが想定するより早く間合いに入る。

気がついた時には目の前の距離に近づかれていたバレッグは何が来るのか分からずに咄嗟に前方に剣を構えて守りに入る。

そんな動きを見たノアオは回転しながら距離を詰めてバレッグの右脇腹に剣を叩き込む。

ギリギリで反応して僅かに剣で受けることができたバレッグだったが体が真っ二つになる事を避けただけでまともに剣を受けて吹き飛ばされる。


「うっ!こ、こんな事が...」

バレッグは何とか立ち上がることができたがその時には既に目の前にノアオがいた。


「悪いけどこのまま眠って貰う。」

ノアオが上から真っ直ぐに剣を振り下ろす体勢を見せるので上からの攻撃を防ぐように剣を構えるもあっさりと剣が壊される。

剣で受ける事が出来なくなったバレッグに向かって剣の持ち手の部分でバレッグの鳩尾をついて気絶させるノアオ。


「全くせっかくのイベント事を狙ってこんな事をしてくるなんて厄介な奴らだな。」

オルガは気絶したバレッグを担いで部屋を出ていく。


「通信機の解析はどうでした?奴らの狙いが国王だとして裏で動いている存在の正体は一体誰だったんですか?」

ノアオは通信機を解析してバレッグが話している相手を確認したことでわかった暗躍している正体について確認する。


「それはこっちで何とかするから気にはなくていい。ここまで協力してくれて助かった。」

オルガはバツの悪そうな顔をしてここから先は自分たちで動くと話す。


「そんな顔して話されたら裏で動いている人物が国に近い存在だって言ってるようなものですよ。」

ノアオはそんな顔したら正体を言っているようなものだとオルガに話す。


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