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最強の兄弟  作者: 優木貴宏
学院3年生 模擬戦編
603/619

学院間模擬戦 第2回戦4戦目

「できる限り頑張ったんだけどな、ここまでか...」

クロウは数発の弾は斬ってみせたものの残りの弾が全て直撃しその場に倒れ込む。


「決着!いい動きで罠を警戒していたクロウ選手でしたがその動きを上回る戦略で見事に魔法を当てて勝ってみせました。結果だけ見ればトガミ選手の圧勝のように見えますがその裏ではレベルの高い攻防が繰り広げられていました。」

司会はクロウとトガミの勝敗について落ち着いて決着がついたと話す。


「悔しいな、あそこまで動きを読まれていたらどうしようもないな。かなり強かった。」

クロウは悔しい顔を見せながらもトガミの強さを認めて握手をしようと手を出す。


「あそこまで動かれるとなかなか難しいところはあった。」

トガミは余裕はなかったと遠回しに話して握手を受ける。


「それでは早速となりますが第2回戦4戦目を開始させていただきたいと思います。先ずは騎士学院から魔法の対策をして戦いに望むサイファー選手です。」

司会はサイファーの紹介をする。


「ふぅ...」

サイファーは相手がかなりのレベルの高さということで緊張した顔で集中して勝負に望む。


「続いて魔法学院からその巨躯を活かした戦い方で魔法を駆使して勝ってみせたウーバン選手です。」

次に司会はウーバンを紹介する。


「緊張するな、勝てるか不安だ。」

ウーバンも先程の試合からサイファーが強敵だとわかっているので不安な顔押して気持ちを落ち着かせている。


「どちらもお互いに強敵だと理解しているので真剣な表情で盤上に立っています。どちらが勝ってもおかしくない4戦目ここに開始を宣言します。勝負開始!」

司会は真剣な表情の2人を見て準備が万端だと判断して勝負開始の宣言を行う。

ウーバンは決して油断することなく火の魔法で壁を作って近寄らせないように対策をとる。


「この壁は厄介だから下手に近づかないようにしないといけないな。」

サイファーはウーバンの魔法に対して不用意に近づかずに様子見をしながらどう攻めるか悩んで見せる。


「ここで簡単に近づいてくれるようなら簡単なのだが難しいものだな。」

ウーバンはかなり難しい顔をしてどう動けばいいか悩んでいる。

お互いにどうすればいいのか分からずに悩んで見せる。

なかなかに動きが進まずに見ている観客も固唾を飲んで見守っている。

この裏で怪しい動きをする人物がいるとは思わずに会場は静かにしていた。


「このままなら俺が動くしかないか...奴らの言う通り狙いがこの国の国王だと言うのなら勝ち上がれば直接に優勝の商品を渡されるということでそこを狙うしかないな。」

何者かは控え室で静かに狙いを定めていた。

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