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最強の兄弟  作者: 優木貴宏
通い場 F級冒険者編
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迷宮の様子

「さて、俺達も今日は解散するかな。」

「そうね、数日は私達も気にせず動けそうだしもう少し迷宮の状況確認でもしようかしら?」

「お2人を狙ってるのがあの男だけとは限らないので気をつけてくださいね。」

「それじゃまた通い場で会えたらっすね。」

ストラとメルバは数日迷宮に通うとのことでクロノとノアオは会う機会が少なくなる事を危惧して2人の身を案じる。


解散後ノアオとクロノは今後の動きについて相談する。

「なかなか上手くいかないね。」

「そうだな、相手があんなに強いと思わなかったな。」

「それにまだまだ実力を隠してそうだったよ。本気ではなかったね。」

「そうなると俺たちが本気で1対1で戦っても勝てるかわかんないだろうな。」

今日の戦いを振り返る2人だが男の実力の底の見えなさにどうするべきかと悩む。


「僕たちは迷宮に潜れないわけだし通い場でなにか動きがあるまでいつも通りの生活をするしかないかな?」

「そうだな後手にまわってばかりだけど打てる手が特にないもんな。」

できることが特にないと2人は普段の生活を続ける事に決めた。


「お疲れ様、2人とも。」

「お疲れ様ですミアナさん。」

「お疲れっす。」

次の日、何も無かったかのようにFランクのできることをこなすノアオとクロノ。


「ミアナさん、迷宮の魔獣強化の方はなにか進展ありましたか?」

「それがね、特になんにも進んでないみたいなの。今日は場長とメルバさん、ストラさんの3人で潜って色々探索してたみたいなんだけどわかったの段々と魔獣が強くなっていってることだけよ。」

クロノが進捗を尋ねるが特にこれといったことは無いとミアナは答える。


「段々強くってどういうことっすか?」

「それがねメルバさんとストラさんが言うには貴方達と一緒に潜った時よりトレントやビッグバットが強くなってるらしいのよ。」

ノアオはミアナの言葉に疑問を持ち質問する。

ミアナは知っていることを2人に教えてくれる。

「それどころかもっと深いところの魔獣でさえも強くなってきているみたいでこのままだと迷宮探索は一時中断して国に対策をお願いするかもって言ってたわよ。十騎士の力を借りるかもって。」

想定より大事になってきていることを教えてくれるミアナ。


「十騎士が出てくるかもなんて結構な事態になってきてますね。尚更僕たちに出来ることはなくなっちゃいますね。」

「でも今のところ影響があるのが迷宮の中だけだから外回りをやってくれてる2人は変わらず動いてもらっても構わないと思うわよ。」

クロノはランクの制限でできることがないと落ち込むがミアナは2人のやることには影響ないと教えてくれる。


「そうなんですね、ありがとうございますミアナさん。それではまた。」

「あざっす。」

「2人ともまたねー」

2人はミアナに挨拶をして去っていく。その2人の背中を手を振り笑顔で見送ってくれるミアナがいた。

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