表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強の兄弟  作者: 優木貴宏
学院3年生編
545/618

模擬戦を控えて 捗る特訓の様子

「それではノアオ君はこちらで預かりますね。」

「クロノはこっちで。」

ヒューバートとレオンはそれぞれ背中に担いで学院へ戻っていく。


「…彼等が明日来たら2人でそれぞれできる事をやっておいて貰うように言っておいてください。」

カリスは真剣な表情でカナメにクロノ達に向けての伝言を頼む。


「ふぅ、仕方ないですね。」

アリスも何かを諦めたような表情をする。


「何をしようとしてるのか分からないがいつでも待ってるからな。水ならいくらでも出してやるよ。悪酔いしないなら酒もありだな。」

カナメは何かを感じ取ったようでいつでも待っているとカリスとアリスに伝える。


「ありがとうございます。」

アリスはお礼を言ってカリスと共に通い場から出ていく。

その背中はどこか寂しさを漂わせていた。


――騎士学院内ノアオとテスタの部屋――


「うーん、よく寝たな。」

ノアオは次の日の朝になって起きてきた。

昨日はあれからずっと眠っていたようだった。


「やっと起きたか、今日は学院も休みだしまずはご飯を食べに行くか。」

テスタはノアオが起きるまで待っていたようで朝ごはんに誘う。

ノアオは自分のお腹がかなり空いていたので勢いよくベッドから起き上がりテスタと共に食堂へ向かう。


「今日も特訓に行くのか?」

テスタはご飯を食べながらノアオに尋ねる。


「そうだな、明日には大事な勝負が待っているから今日がその大詰めでしっかりやらないといけないから。」

ノアオはしっかりお腹を満たしてテスタの質問に答える。


「そっか、これ以上差が開くのは困るんだけどな。頑張ってくれ。」

テスタはノアオとの差が広がるのを気にしながらノアオの応援をする。

食事も終わって昨日よりも遅い時間ではあるがちょうどいい時間だと考えてノアオは通い場へ向かう。


「おっ、クロノもちょうど来たところか。」

ノアオが通い場へ着くとちょうど今来たばかりのクロノの姿があった。


「兄さんもこの時間になったんだね。昨日はお互いに無理し過ぎたね。カリスさん達待たせちゃってるだろうからさっさと入ろう。」

クロノはノアオの姿を見つけて2人共にかなり遅くなった事を気にしていた。


「そうだな、今日の特訓できっちりまとめきらないと明日がどうにもならなくなるからな。」

ノアオは今日でしっかりとまとめるつもりで気合いを入れる。

2人が中に入るとちょうどカナメが下に降りてきているところだった。


「2人共やっと来たか、遅かったな。」

カナメは2人の姿を見つけて声をかける。


「すみません、遅くなってしまいました。カリスさん達はどこに?」

クロノは遅くなったことを謝りながらカリスとアリスの姿が見えないのでカナメに確認する。


「あいつらなら今日は来ないぞ。」

カナメはカリスとアリスが今日は来ないことを告げる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ