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最強の兄弟  作者: 優木貴宏
学院3年生編
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模擬戦を控えて 特訓1日目

「おい、大丈夫か?」

床に倒れ込むノアオとクロノを心配して声をかけるカナメ。


「今日はここで休んだ方がいいでしょうね。明日が特訓の本番ですから。」

カリスは限界が来ているノアオとクロノを見て今日の特訓を終了させる。


「一体何をやったらこんなことになるんだ?」

カナメは2人を肩に担ぎながら特訓の内容を確認する。


「難しい事はしていませんよ。今まで2人ができるのにやってなかった事をやらせているだけです。今までは基本ばかりを鍛え上げていたのでここまで限界になることはなかったですが今はかなり複雑な事をさせているので想像以上に消耗しているのでしょうね。」

アリスはノアオ達が普段やらない事を特訓しているので限界が来たのだと話す。


「それで、このまま続ければフレアには勝てるようになるのか?」

カナメはここまで努力をしているノアオ達が報われないことがないようにして欲しいのでフレアに勝てるようになるのか確認する。


「はっきり言いますよ。今のままだと無理です。なので明日は今日以上に追い込みます。それによってフレア相手に戦えるようになると想定しています。しかし、それでもやっと戦えると言うだけであって勝てるかはまた別の話になります。今の私達にできることはこのまま鍛え上げて少しでも勝てる可能性をあげるだけです。」

カリスは今のままだとフレアにはまだ勝てないのでノアオ達のここからの頑張り次第だと話す。


「わかった。今日はもうこの部屋の鍵を閉めるから出てくれ。」

カナメはカリス達を外に出しながらもカリス達を信じて特訓できる環境の迷宮に似た場所の鍵を閉める。


「今日はありがとう。2人はゆっくり休ませておくからまた明日頼む。こんな小さい2人に頼るしかないなんて大人としてはダメなんだろうけどな。」

カナメはカリスとアリスに感謝をしてまた明日の特訓をお願いする。


「確かに彼らは小さいですがそんなことを気にする必要も無いくらいの実力者ですから。フレアを倒せるのは彼らくらいなものですよ。」

カリスはカナメが申し訳なさそうにノアオ達に託す事について2人は強いのだからそんなことを気にする事はないという。


「ありがとう、2人の為になることがあればどんどん言ってくれ。カリスとアリスの特訓がこいつらを更に強化するいい環境になってよかった。」

カナメは魔族を倒すためにできる限りの協力することを約束する。


「明日はもっと厳しいので諦めずについて来てくれるといいのですが、今日のところはゆっくり休みなさい。」

カリスは明日の特訓がもっと厳しいものになる事を告げてノアオ達が頑張ってくれることを願う。

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