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最強の兄弟  作者: 優木貴宏
学院3年生編
499/617

参加者 知らない先輩

「驚かせてすまないね、君達が今話をしていた模擬戦出場者の1人であるホルンだよ。」

後ろからいきなり声をかけてきた人物はどうやら今話に出ていた人物らしくホルンと名乗る。


「ホルンさんは前回先生から熱望されてたって聞いてますけどどうして出なかったんですか?それに今回出ようとしているのはどうしてですか?」

クロノは前回出場しなかった理由と今回参加しようとしている理由をホルンに尋ねる。


「その質問に答える前に少し秘密にしたいことがあるからトラビス君は少し離れて貰っていいかな?」

ホルンは聞かれたくないことがあるみたいでトラビスに少し離れて貰うように伝える。


「わかりました、少し離れて特訓続けてますね。」

トラビスは距離をとって特訓を再開する。


「さて、それで質問の答えだけどその前に前回の結果って聞いてないのかな?」

ホルンはクロノとパラが前回の模擬戦の結果を知っているか確認する。


「パラさんから聞いてるので知っています。」

「前回はと言うか正確にはここ5回はずっと一勝さえできずに魔法学院の圧倒的敗北って話は聞いています。」


クロノはパラから話を聞いてると言ってパラは調べた結果を話す。


「その通り、それで前回も僕が出たところで一勝も出来ないかなと思ってね。それならやる必要ないかなと思って。冷たいかもしれないけどただ岸騎士学院が強さを示すための存在になりたくはなかったんだ。」

ホルンは前回の模擬戦に参加してもどうにもできなかったと話す。


「それで今回出場する理由だけど君とアルナさんの存在かな?君達がいればもしかしたら騎士学院に勝つことができるかと思ってね。」

ホルンはクロノの方を向いて笑顔を向ける。


「僕の事をなにか知っているんですか?」

クロノは緊張した面持ちでホルンがクロノの事を知っている理由を尋ねる。


「そんなに緊張しなくても変な理由じゃないから大丈夫だよ。シュベルトって家名に聞き覚えないかな?」

ホルンは警戒しないでいいと伝えてとある家名を出してきた。


「それって確か…キールさんのところの…」

クロノはどこかで聞いたことある家名だと思い記憶を辿って思い出す。


「その通り、僕はキールの親戚なんだ。僕はシュベルト姓ではないけれど1つ違いで今でも仲良くしているんだよね。」

ホルンはキールの親戚だと話す。


「キールさんからそんな話は聞いたことないですけど。」

クロノは未だにホルンが嘘をついているのではないかと警戒する。


「いや、確かにキールさんの親戚にホルンさんの名前を見たことあるな。確か…キールさんのお父さんの弟さんがその家系の主だったはず。」

パラは自分の持っている情報を頭の中から引っ張り出して知っていることを口に出す。


「流石情報通だね、その通りだよ。代々騎士家系の一族でありながら僕の父親は魔法に才能があったからね。僕の父とキールの父で話してこれからは魔法も認められる一族として新しい家名をってことになったんだ。」

ホルンは自分がシュベルト姓ではない理由を話す。


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