模擬戦参加のために アイスの今の実力
「ノアオ、よろしく頼むな。」
アイスは自分がどこまで通用するのか試したくてうずうずしている。
「どこまで戦えるか楽しみです。」
ノアオはアイスに対してどこまでの力加減で戦おうか考えていた。
「早速だが行かせてもらう!」
アイスは始まって早々勢いよく剣を振りかぶって攻めてくる。
その攻撃は早さがそこまである訳では無いので余裕を持って攻撃を見切ろうとするノアオ。
振りかぶった剣を思いっきり上から叩きつけるように振り下ろすアイスはノアオの頭上あたりでピタリとその動きを止めて回転斬りに切り替える。
ノアオは振り下ろされる剣の様子を見ていたため余裕を持って躱そうとした途端に動きを変えたので回転斬りに合わせて剣で左脇腹を狙うアイスの剣を受け止める。
「くっ!」
受け止めようとした瞬間アイスの力がかなり乗っていたようで勢いよく飛ばされてしまうノアオ。
その隙を逃さまいと更に勢いよく詰めてくるアイス。
そんな簡単に追撃を許すわけないノアオは飛ばされた勢いを完全に抑え切るとと共に伏せながら足元を狙う攻撃に移る。
「ふふっ、前の私ならその攻撃が読めていなくてあっさりと足を斬られていただろう。それが今やその足元を狙う攻撃さえ読めているくらいに強くなったぞ!」
アイスは興奮しながらノアオの足元を狙う攻撃を読んで飛び上がり今度こそ上から剣を振り下ろす攻撃を仕掛ける。
「狙いは悪くないですね、俺が相手じゃなければですけど。」
ノアオは自分の攻撃が躱されたと理解した瞬間にその勢いを更にましてアイスの振りかぶりの剣が当たらないくらいの背後に回り込む。
「そのスピードは想定外だな。」
アイスは勢いよく振り下ろす剣を先程同様に途中で止めて切り替えようとするも背後に回ったノアオの剣の方が遥かに早くアイスの背中を真横に斬る。
「うっ!まだだ!」
咄嗟に背中を曲げて少しでも剣が深く入らないようにしたアイスは何とか致命傷は避ける事が出来たので勝負は終わっていなかった。
斬られた勢いで飛ばされたアイスは着地をしてすぐにノアオがいる方向へ反転する。
「一閃 第3撃 閃光撃」
アイスが振り向いた時にはノアオの言葉が聞こえて来ており更に目の前に突きを放つノアオの姿が見えていた。
「前より強くなっているので自信を持ってくださいね。」
ノアオは閃光撃でアイスの首元に突きを放ち致命傷を与えて勝負に勝ちながらもアイス自身は強くなっていると話す。
「トドメを刺されながらそう言われると信じて良いのか複雑な気持ちだな。」
もう少し戦えると思っていたアイスは悔しさを感じていた。




