模擬戦参加のために 邪魔者
2種混合液を3種混ぜると言う発想は良かったがこれはこれで問題があった。
分量をぴったりにしなければどれかの効果が消えてしまうものだった。
「調合率はどうしますか?3対1がバランスいいとは思いますけど…」
クロノは調合する際の倍率をどうするかストロ、タミア、バルトロに確認する。
「ここは2対1から順番にやっていくのがいいと思う。それぞれで上手くいくかもしれないが効能が変わってくるかもしれないしな。1発で正解を求めるのは今まで上手くいかなかった事から分かるが時間をかけるべきだな。」
バルトロは焦らずに少しずつ試していこうと話す。
「そうですね、今まで全く進まなかった今までよりは確実に進展してますし少しずつで。」
ストロはバルトロの意見に賛成して少しずつやって行こうと言う。
「そうね、私も賛成よ。」
タミアも同意見でゆっくりやろうと言う。
先輩方がゆっくりと決めたのだからそれでいいとまずは2対1の分量で混ぜていくクロノ。
そんな最中に研究室の扉がノックされた。
「失礼します、クロノはいますか?」
ノックをして部屋に入ってきたのはパラだった。
「パラさん?どうしたんですか?」
クロノはわざわざ研究室を訪ねてくるパラを珍しく思ってなんの用か確認する。
「いや…なぁ、今年入った魔法学院の優秀生って知ってるか?」
パラは言い淀みながらもクロノに今年の優秀生について確認する。
「今年の優秀生ですか?いえ、特に知り合いなどはいないですしどんな人かも知りませんけど。」
クロノはいきなり話に出てきた新入生の事を全く知らないので素直に何も知らないと話す。
「だよな、それならどうして…」
「あんたがクロノとか言うやつか!俺は今年の優秀生のヒダカだ!恨みは無いけどアンタに勝って俺の方が強いというところを見せてやるんだ!」
パラが全て言い終わる前にいきなり研究室に入って元気よく喋るヒダカと言う生徒がクロノに対して勝負を仕掛けてくる。
「お前がなんだか知らねえがうるせえんだよ!こっちは集中して大事な研究してるんだ!クロノ、先輩命令だ!こいつをボコボコにしてこい!」
バルトロは煩くして研究の邪魔をするヒダカに対してキレながらクロノに圧勝してこいと話す。
「先輩命令なら仕方ないですね、ヒダカさんここは邪魔になりますから移動しましょう。僕を相手にしようとする理由は分かりませんがお望み通り相手をしてあげますので。」
クロノは研究の邪魔にならないようにヒダカを研究室から連れ出す。
連れてきた責任もあってパラもその後を追いかけていく。




