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最強の兄弟  作者: 優木貴宏
学院3年生編
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3年生になって 平穏な日

「起きてください、今日の授業始まりますよ。」

クロノは夜遅くまで何かをやっていたであろうパラを起こす。


「クロノ…もうそんな時間か、ふぁ~あ。ちょっと遅くまでやりすぎたな。これは今日は起きてられなさそうだ。」

机の上に置かれているやりかけの何かの資料を整理して着替え、部屋から出る準備をする。


「もう僕たちも3年目なんですから、後輩に示しがつかないですよ。」

クロノはだるそうにしているパラに苦言を呈す。


「クロノってまだ11歳で今年12歳だっけ?大人びてるからどっちが歳上なのかたまに分からなくなるよ。」

パラはしっかりしているクロノがまだそんなに幼いなんて到底信じられなかった。


「パラさんは何歳になるんでしたっけ?」

クロノは自分とどれくらいの年の差があるのかパラに確認する。


「俺はこれでも若い方だけど今年で15だ。クロノの兄さんのノアオと同じだな。」

パラは自分くらいの年齢でも入学するのはかなり珍しい部類なのにさらに若く優秀生のクロノはやっぱり人間じゃないのではないかと頭の中で考えてしまう。


「パラさん、今何か僕に対して失礼な事考えてませんか?」

クロノはまるでパラの頭の中が読めるかのように言ってくる。


「大丈夫だ、クロノってもしかして人間じゃない可能性があるのでは?って思ってただけだから。」

パラははっきりと失礼な発想をクロノに告げる。


「ふぅ、馬鹿な事言ってないでさっさと授業に行かないと遅れますよ。今年入ってきた優秀生の人はアルナさんに引けを取らない実力で自分にも周りにも厳しい人だそうです。後輩に怒られないようにちゃんとしてくださいね。それでは先に行きますね。」

クロノはパラの発想を全く気にしていない様子で厳しい後輩の情報をパラに伝えて先に部屋から出ていく。


「魔族って事は無いだろうけど何かしら秘密はありそうだよな…って言ってる時間は無さそうだな、俺も出ないと。机の上はこんなものでいいかな、帰ってきたらすぐに見直しできるようにこんな感じに並べてと。よし、それじゃ俺も行くとするか。」

パラは机の上を帰ってきて直ぐに見直しができるようにノートを順番に並べて流石に遅れそうになっていたので急いで部屋から出ていく。

ドアが勢いよくしまった衝撃でパラが並べていたノートの内、端に置いてあったものが机の隅から落ちてしまう。

パラパラとめくれたページには隣国との関係性の見直し、このままでは良くない方向に?とパラの情報収集の結果の文字が書かれていた。


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